期待していたライトアップの写真は満足なものがありませんでした。
去年カメラを変えた時に、三脚を買っていたのですが、歩く時に邪魔になるかなと思い、以前使っていた華奢な三脚を持って行きました。
セルフタイマーで撮るときには便利ですし、問題ない代物ですが、今回シャッターを押そうとするとタワむことが分かりました。
そのせいだけではないと思いますが、クリアな写真が一枚もありませんでした。
写真が上手く撮れないので焦ってじっくり聞いていませんでしたが、池に張り出した舞台ではクヮルテットの生演奏がありました。
金沢城の方では薪能もあったのですがそちらには行けませんでした。
秋、冬にまたあるということなのでリベンジに行きたいと思います。
夏のライトアップはなかなか暗くならないのに終わりは9時までなので最適な時間が少ない気がします。
参加したウォークは距離の長い人は景色を眺めることもなくひたすら歩いていきます。
こちらは距離の短いところにエントリーしたのでのんびりと完歩。証明書をもらいました。
途中横浜から毎年参加しているというおばさんが、自分に娘がいるという話を聞いた途端に、息子とどうだろうかという話をされてちょっとうざかったですが・・・
ウォークが終わった後、気なるところを写真を撮りに再度あるきました。
武家屋敷も通り過ぎただけなので改めて小路に入ったり、中をのぞいたりと・・・・
野村邸の奥の高いところにお茶席があり、庭を見降ろしながらお抹茶をいただきます。
野村家の庭は外国の雑誌の日本庭園の人気ランクで3位に選ばれたとの新聞記事が貼ってありました。
同ランキング選考には日本人も含まれているとのことで、外人の眼だけでということではないようです。
選考基準は判りませんが、野村邸庭園はどちらかというと庭全体に池が配置されているもので、あまり広がりを感じさせるという庭ではありません。
落ち着く庭で自分としてはこう言う雰囲気は大好きですが、数ある日本庭園のなかの3位というのはちょっと意外な感じもします。
同選考は、歴史的重要性は考慮しないのだそうです。
重文だ、国宝だ、歴史的意義等について考慮外とすると言うことは、ある程度の歴史を勉強してしまった日本人にはなかなか難しい観点だと思います。
日本人に立脚困難な観点で日本の庭園を評価するというのは、面白い視点だと思います。
ちなみに、同ランキングはSukiya Living Magazeneの後援によるShiosai Projectで集計されている順位で、2015年の発表では野村邸は18位、福井の養浩館が4位にランクされています。
毎年一位にランキングされているのが島根の足立美術館。
この時に調べて、始めて知りましたが、ネットで見ると古典的な手法をスケール大きく現代に再現した庭園と言う感じで、素晴らしい。
広く人の心を惹きつけるというのが判ります。一位を十三年間守っているのだそうです。(2016年1月現在)
こじんまりとしたワビ、サビというのかそういう「古き、佳き日本」の感覚からは、少しはみ出ているのかなとも思います。
写真は2009年時点での足立美術館のギャラリーからお借りしました。お借りした写真はクリックしても大きくなりません。(以降同じ)
同選考の2位が桂離宮ということです。こちらもあらかじめ拝観予約が必要と言うことで、予定の立ちにくい仕事が続いていて、いまだに訪れたことがありません。
長岡京小倉山荘のホームページから写真をお借りしました。
武家屋敷を抜けると香林坊の裏にでます。香林坊というと繁華街のイメージがあって、ここも香林坊と呼ぶのかどうかわかりません。
疎水の対岸にお店が並んでいます。
武家屋敷にヤマボウシが咲いていましたが、ここには赤いヤマボウシがありましたが写真では赤が目立っていません。
香林坊をスルーして21世紀美術館に・・正直言うと2日間歩き続けた疲れがかなりでてきました。
通路に備え付けられた椅子に座り込み、ふと、外を見ると建物の上に、これも作品が。「雲を作る人?」というようなタイトルだったと思います。
昨日の宇多須神社(卯辰八幡宮)から前田公が移された尾山神社の周辺はお祭りの屋台で賑わっていました。
拝殿の中では剣士達の居合抜き演武が行われていました。
金沢城で弓道大会も見ていて面白かったし、武者行列よりもこういうものを見せてもらう方が自分の趣味には合っているような気がします。
今日は久し振りの山登りと心に決めていたのに昨日のゴルフコンペの疲れと傷心と2日続いた深酒で起きることができず、ぼんやりしていたら一日が過ぎてしまいました。ようやく金沢の話の整理終了です。