6日(土)は出勤。7日(日)は自分は休みましたが、出勤する人がいるのでなんとなく気になり、どこにも出かけられず・・・昼前に電話入れると、午前中で仕事終了とのこと。安心してお出かけへ・・・
と言っても天気も悪いし、山に行くには遅すぎるし、気になっていた三方の梅祭り行こうと・・・スパゲッティを茹でて、だいぶ前に買ってあった、レトルトのミートソース(美味しくないことこの上ない)でランチしてからお出かけです。
梅街道行っても確か梅なんぞなかったよなと、最近できた佐柿までのトンネル抜けて27号をひたすら走ります。
あちこちにだいぶ高速道路の形が見えてきています。
10年後くらいに敦賀に来て、自分で運転して走ることがあるのだろうか・・・
27号を折れて、162号に入ってしばらく行くと「淡水」に灯りがともり、車が止まっています。
やってると知っていれば不味いミートソース食うことなかったのに、と後悔・・・帰りに早めに食事して帰ろうと、通り過ぎます。
「淡水」は「わかさ」でのゴルフ帰りに店まで来たけど、やってなかったというのを2度経験しているので、土日はやっていないもんだと思っていました。
誘ってくれた人が「源与門」でなく、「徳右衛門」、「魚三」でなく、2回とも「淡水」に連れて行ってくれたので期待があったのですが・・・
そういえば関係ありませんが、「すぃーとほーむ」のマスターは「魚三」で修行したとか・・・
「淡水」以外の3店のウナギは賞味する機会があったのですが、関東の人間からすると、自分が知っているうな重、うな丼とは別の食べ物と考えるべきだなというのが実感でした。
「淡水」を過ぎて、さらに走ると湖水に沿って梅林が並んでいます。
メイン会場の「梅の里会館」にたどり着く前に、右手に梅林の標示があり、つい曲がってしまいます。
しばらく適当に走っていると、なにやらテントの張ってあるところにたどり着きます。以前は「河内」と称していた地域で、今は「梅ケ原」という地域の住民達のおもてなしのテントでした。
三方と上中の合併で、上中にも同名の「河内」地域があり、調整が必要だったこと、せっかく梅を扱いながら梅の名を冠した地名がなかったことから「梅ケ原」と改名したということでした。
「梅ケ原の中を歩きますか?」「ええ、歩いてみたいです。」「それじゃあ、これを。」と言って手作りの地図らしきものをいただきます。
地図には道らしき線が描かれ、分岐に番号が振ってあります・・・「番号は適当につけたので、目印があるわけじゃないんだけどね。」
まあ道の形がなんとなくわかるから、いいかと歩き出します。
北野天満宮の色鮮やかな梅園と異なり、梅干しにするための紅映(べにさし)という白い梅一色に染まった梅林が広がります。
梅酒にする剣先(けんさき)という種類もあるらしいですが、木の幹が角ばっている、花弁の先が尖っているなど違いがあるらしいけど、紅映と同じ白い花で素人には判り難いようです。
ネットで見つけた紅映の実です。見慣れた梅酒用の青梅とは随分違う外観です。最大の産地和歌山の梅は「南高」という種類で福井梅よりさらに大ぶりな実になるそうです。
和歌山の梅生産者達が梅ケ原を訪ねてきた時があって、田んぼと梅林が混在する景色を見て、安心して帰ったそうです。
和歌山の梅林は一面が全て梅で染まるそうで、規模と覚悟が違うというところらしい。ネットで見つけた和歌山岩代の梅畑です。壮観です・・
地図を無視して山のほうに登って行くと大分上の方まで梅の花が咲いています。最近は人間も少なくなり、上のほうの梅は収穫せず、放置されることが多いとのことでした。
足元にも春が色づいてきています。
雨が降り始めたのでテントに戻り、100円のお抹茶を頼みます。「カメラマンさんにお茶!」って・・・ちょっと恥ずかしくて背中を冷や汗が・・・なんと、100円の抹茶には味しいお饅頭まで付いています。
おまけにサービスの甘酒まで・・甘酒は確かアルコール度はほとんどないんだよなと言い聞かせて・・・
民家の縁側に座ってご馳走になっていると、話好きのおじさんがどっかと隣に座って話しかけてきます。今まで書いてきた梅ケ原にかかわる話は全てこのおじさんとの会話の内容です。
「花桃、桜なども植えて花木で人を楽しませる里にしたいんだ」とおじさんの夢は膨らみます。花木は好きなので、大賛成です。テントで100円の蕪、大根、フキノトウを買って無料の梅の枝を10本ほどもらい皆さんにお別れを。
雨はひどくなってきましたが、せっかくなので不動の滝を見に行きます。
収穫した梅の移送用のモノレール、梅林を鹿から守る防護ネットなど先ほどのおじさんの話にでてきたものと遭遇します。
梅収穫用モノレール 防護ネット
その後、梅の里会館にたどり着いたときは「宴の後」で皆さん片付けの真っ最中。結局梅祭りの主会場の様子は知らないままに終わりました。
前のほうであれだけ「淡水」の話を振っておきながら、だまし討ちのようですが・・・4時半ごろにたどり着くと土日の営業時間は16時迄(平日は14時)までとのことで追い返されます。またもや写真の図のように「淡水」にそっぽを向かれたというところです。
これで3回目・・・よっぽど縁がないのでしょう。
まあ、いいかと、「きらら」の湯であったまって五縁へ。フキノトウをてんぷらにしてもらい、「花垣」の濁り酒を堪能。梅の枝は花瓶に飾ってもらいました。