睡蓮の池

庭と睡蓮の家を区画する様に道路が走っていて、道路の下に双方を往復するための通路ができていました。

華やかで、空の開けた庭園からトンネルを潜ると、大きく印象が変わり、鬱蒼とした樹木に覆われた池の風景がありました。

2015年4月26日モネの家、睡蓮の池

池の周辺は湿地帯になっていて、小川が池の周囲をゆったり流れています。

池と小川の先は広大な湿地帯であったことを思わせる野原が広がり、遠くの丘陵に緩やかに繋がっていきます。

まさに、これが、画家の愛した風景なのか・・・と、勝手な妄想を巡らせます。

草原の先に菜の花畑(だと思うのですが)があり、一面黄色に覆われていました。

寡聞にして、モネが題材にしたことのある風景なのか、亡き後の近年の見知らぬ光景なのかは解りません。

池の睡蓮は予想ほど密生した感じではなく、むしろ、モネの絵のイメージを損なわないように密度が管理されているのだろうかと思いました。

一面に広がる睡蓮、柳の枝の下の睡蓮、柳の映り込む池、日本風の橋と睡蓮、日本風の橋など、画家を気取って写真を撮りまくります。

人気の日本風の橋は、藤の花で覆われ、園内に幾つかある橋と共通の明るいミント色(?)で塗られていました。

絵の印象に比較すると、橋のアーチの勾配が緩やかなような気がします。

橋は、架け替えられたものでしょうが、当然形状的な再現がはかられているのでしょうし、全体の調和を考えた色彩になっているのだと思います。

ちょっだけですが・・・モネが描き続けた当時の橋、というイメージから、少しだけ、離れたところにあるのか、と。

次から次へとモデルが立ち、カメラ目線がこちらのカメラにも合ってしまいます。

なかなかどかないモデルも居て、同じモデルが何枚も写ってしまい、「捌けろ、このばばあ」と、心優しい(気の弱い)くまさん、心の中でののしります。

といいつつ、こちらも、奥さんをモデルに何枚かを・・・

※本記事は「ひとひらのめも」の記事ですが、「わかさはいかい」で作成した「ジヴェルニー睡蓮池の庭」と内容が重複する部分があります。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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