東京大学本郷キャンパスの140年

2016年11月26日、高校の同窓会「平成28年度 都市・建築城北会」に参加します。

高校の同窓会は総じて城北会と言う名称が付くのですが、この会はその前に都市・建築と付きますから、基本は卒業後に、土木学科、都市工学科、建築学科へ進路をとった方達の集まりということになります。

以前、東京駅の復原工事概要の講演と、新装成った東京駅の見学会を兼ねた同会があり(TOKYO STATION 2 (2013年3月))参加しました。

この時には丸ビルであった、懇親会にも参加したのですが、卒業同期の建築出身の男に、今までこの会でお前に会ったことないよな、建築なの?と不思議がられてしまいました。

以前にも書いたのですが、この会の元会長さんが、千葉県支部の会長さんを兼務されておられていました。

千葉支部会で、千葉県の女性知事であった堂本あき子さん(現役だったのか、退役されたあとだったのかとうがは記憶がありません)の講演会が開かれた時に、参加させていただきました。

それ以来、会のご案内をいただくようになり、千葉部会が消滅したのかどうか、いつしか会長のご専門分野の都市・建築部会のご案内を定期的にいただくようになりました。

建築出身ではないけれど、何故か建物を観るのは好きで、三菱地所のCMが気になるじいなので、つい色気を出してしまう訳です。

一瞬きょとんとしましたが、”本学卒”に注意です。

今回も講演と工学部1号棟の見学の後に、農学部の食堂で懇親会が開かれるのだと。

懇親会は、もともと、知っている人はいないし、前回のように、正体がばれる可能性があるので、パスします。

何人か画伯がおられました。

夕方に従姉の子供のバンドのライブがあるので、終わった後に日吉まで行こうと考えていたと言う面もありますが・・・関係ないけど従姉の子って「いとこ違い、従甥(じゅうせい)というらし。

講演会のオープニングで、会員の方だけでなく、一般の方達の参加もあり・・・

と歓迎していただける会長のご挨拶がありましたし、配布された参加者名簿にはくまは卒業年次の記載された会員になっていましたので、よし、次回からはどうどうと来ようと安心しました。

講演は東京大学の藤井恵介教授(日本建築史)、教育大駒場高校ご卒業で、同窓ではありませんが、とのご紹介でご講演が始まりました。

東大140年というのは1877年(明治10年)に東京開成学校、東京医学校が合わさり、本郷に東京大学が始まったことを指し、この2017年が140周年にあたるということのようです。

その後、明治18年に東京法学校、工部大学校が合併されていき、明治23年に東京農林学校、東京山林学校が合併されて行きます。

「江戸三十六見附」のツアで日本三大並木の説明があり、一番目に出てきたのが、東大の銀杏並木、北大のポプラ並木と、もう一つを忘れたので確認しようと思って、調べてみたのですが、色々な三大並木があるらしく、わかりませんでした。

銀杏の紅葉を愉しみながら歩いていくと、工学部一号館の前にジョサイア・コンドルの立像が居られました。

講演の中では、コンドルはさらっと通り過ぎて、後を任せられた辰野金吾が系統を築いていったと、いうお話ぶりだったような気がします。

昔の地図や、写真をふんだんに使われたご講演で、面白く、あっという間に時間が経ちました。

ジョサイア・コンドル像

講演の行われた半円形の階段教室部は校舎の再開発時に経済性を勘案して、旧設計を生かす構造として、方形の旧校舎外形に隣接して、増設されたのだそうで、見学の時に、新旧の構造物の境目を確認できました。

資料として、本郷の建物の設計者のリストとキャンパスのマップが配られていました。

ほとんど東大卒業年次の書いてある設計者の中で、福武ホールの安藤忠雄さんの卒業年次はブランクになっています。

講演と見学終了後、そのリストをもって、キャンパスを歩き、それぞれの建物巡りをしました。

また講演で説明を受けた、旧前田家上屋敷跡の懐徳館庭園前まできましたが、立ち入り禁止になっていました。

ネットで東大の公式サイトを見ると、ホームカミングディと言う、東大の本郷・駒場キャンパスをオープンにするイベントが毎年一回開催されているようです。

その時には壊徳館庭園も一般公開されるとのことです。ついでに今年の140周年記念の第16回ホームカミングディは10月21日(土)なのだと。

こうやって色々なところのお祭りやイベントを調べていますが、マイ・イベントカレンダーを造っておかないと次から次と忘れてしまいそうです。

春日門から出て、スターバックスで一休み。今日のライブハウス、「和田食堂」への行き方を確認します。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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