勝山弁天桜

桜の時期が終わろうと言う時期にいまだに、3月の写真を整理していいてあまりにも季節感がずれていて嫌になってきました。

ブログの道のりの最終コーナーを廻って、容量限界のゴールテープがすぐそこに見えているこの時に寂しすぎる気がします。

201304140005

ということで、3月の記事は棚において最新の記事から手を付けて行こうと宗旨替えです。

といっても、一週間前になりますが・・・

4月14日(日)、気持ちの良い朝を迎え、左義長で知った勝山の弁天桜に向けて出発します。

海津大崎が満開に近いと言う話がありましたので、迷いましたが、大分前になりますが一度行ったことがあるので、今一感激がすくないのではというところがある。

201304140013

土曜日に出勤していた3、4人が、余りにも天気がいいので昼過ぎに仕事終えて花見に行こうと午後から行ったのですが、ものすごい人波が押し寄せていていました。

大分先の駐車場まで導かれて、シャトルバスで桜を見に行った記憶があります。

何処に行っても、丁度いい桜を見たければ、人混みを覚悟する必要があるわけですが、あれはちょっと、と敬遠してしまいます。

勝山だったら、あの広い河原があるから駐車はゆったりだろうと・・・最近のニュースで大野城祉の桜に雪が積もったというのがあって、ということは大野もまだ大丈夫かもしれない。

これはセットで行こうと・・・さらに欲張って、一乗谷の桜のライトアップが始まったという新聞報道もありましたで、可能であれば、寄ってみようと。

最近週末になると天候がよろしくない状態がつづいていましたが、ああだ、こうだとでかけない理由を並べたてて行動しない癖が顔をだしていました。

前日の4月13日(土)も、天気が今一で、寒いから出る気がしないとか・・・

もう後がなくなり、今日を逃したら、もう桜はないだろうと思います。
角館とか弘前とか北の遠方まで話を広げれば別ですが・・・

201304140082

敦賀を離れる時がきたら、桜前線を追いかけて一カ月くらい旅をするというのをしてみたいという夢を見ていますが・・・

勝山に入って、九頭龍川に沿って走っていると対岸に頂上にまだ多くの雪を残した大日山が見えます。遠くの方に、白山が少しだけ、頭を覗かせていました。

カタクリ群生のの看板があります。観てみたいけど、肝心の弁天桜にまずお目にかかってそれから、次の行動を決めよう、気が向いたら戻ってこようと。

こう言う時には絶対戻ることは、ないだろうなと思いつつ・・・勝山駅を目指して走っていると対岸に桜の列が見えてきました。

左義長のどんど焼の舞台になっていた、弁天河原に降ります。時間は9時半なので、まだ人出はまばらでした。歩いていると時間が経過するにつて、近所の人達が家族連れでぶらぶらと歩いてくるのに出会います。

宴会の準備をしているグループもあるけど、桜の下にびっしりと言う感じではなくて、どちらかというと、お散歩道という楽しみ方の家族連れが目に付く様な気がします。

地元の人の桜の楽しみ方なのか、羨ましい限りですが、この壮大な景色があると、桜の下だけで酒を飲んでいるのはもったいない気持ちになるのではないでしょうか?

橋の北側の土手に並ぶ桜に比べて南側の土手の桜の樹が大きく、土手下に枝を伸ばしています。

これは南側が古木なのかと思ったのですが、橋の上で一緒にカメラを構えていた、オジサンが「違うよ。北側が古いんだよ。」と、教えてくれます。

「最近は高い建物が出来てきて、いい写真がとれなくなってきたね。」と・・・

北側の土手の端まで歩き、トンネルの中を歩き始めます。若干盛りを過ぎたのかと思いますが充分楽しめます。

北側から南側まで通して歩くと気が付くのですが、北側の桜のトンネルは小ぶりなのですが、歩く人を温かく包んでくれるような自然な感じがします。

201304140156

南側のトンネルは天井の高さが、高く、天井部にびっしりと宣伝がならんでいます。

南と北では樹の種類が異なるのか、同じ種類だけど、意図的に、下枝を払って、樹を高くそだて、トンネルを大きくしたのか、と思います。

それにしても、やはり桜は陽の光が似合います。夜桜もいいけどやはり、花弁が陽の光に透けるところが、貯まらなく、艶めかしい。

多くはソメイヨシノだと思うのですが、一部に花弁が白くて大きめなもの、ピンク色の濃い、紅シダレも混じっています。

201304140282

桜並木に沿って、ラッパ水仙やチューリップはが植えられており、明るい陽の下で桜の花弁と良い彩を醸しています。

土手に弁天桜の説明があり、この土手に弁財天があり、この地域を弁天と呼ぶようになったとのことです。弁財天は確認しませんでした。

大正12年(1923年)に当時の町長がここに桜を植えたことから弁天桜が始まったのだそうです。

以前確認した時に日本の桜100選の中に福井県の桜が2か所、丸岡城祉と足羽川がノミネートされていました・・・と、記憶に頼るのはあぶないので再確認しました。

201304140402

「日本さくら名所100選」(日本さくらの会1990年選出)というのがWikipedia で確認できて、間違いありませんでした。

20年も前の選出ですから、桜の勢いが変化してきていることがあるかもしれません。

それにしても東京でいうと千鳥ヶ淵が入っていないし、お隣の滋賀県では海津大崎は入っていますが、彦根城も自分のお気に入りの三井寺も入っていません。

というところでちょっと異議ありの100選のではあります。

弁天桜は桜だけ考えたらランクインしないのかもしれないけど、山を借景にした、この広大な全体の図柄で考えると、かなり評点は上がるのではないのかと思います。

まあ、自分が見てきた桜の評価は自分が臨んだ時の天候と、花の盛りの時期に大きく影響されるので、陽射しのもとで満喫できた、三井寺と弁天桜の自分の評価は少し減点しなければいけないでしょう。

振り向くと桜の上にそびえたつ大日山がどうしても目に入ってしまい、何枚も何枚も同じ様な写真を撮ってしまいます。東側の土手から西側の土手に鯉のぼりが泳いでいました。

201304140292
実は南側を見ると、おそらく、荒島岳が、大日山と同じ様に桜並木を足元に備えていました。

山にはガスがかかりっぱなしの上、だんだんと陽射しが雲に隠れてきます。カタクリは諦めて、大野に向います。途中、平泉寺に寄り道しました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA