竹原弁財天白龍大権現

2月24日(日)は一番遅く開催される”どんど焼”、勝山左義長祭りを目指します。

左義長自体は23日から始まっていますが、一連のライトアップ路線として考えていたので、最終目的は21時から始まる、どんど焼になります。

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ということで、この際、中間で面白そうなところ廻って、昼過ぎにたどり着けばいいかと・・・
寄り道の最初が永平寺町竹原にある、越前竹原弁財天です。

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福井県民新聞に弁財天の記事がありました。

「商売繁盛の神様として、白蛇を祭る神社。境内にある大岩の割れ目にはご神体の白蛇が実際に住んでおり、その姿を見たさに、全国から参拝者が訪れる。

勝山の白山平泉寺が栄えていた頃に、その末寺に弁財天が据えられたことに始まりとされるが、その末寺は一向一揆で平泉寺が焼き払われると同時に焼失した。

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戦後、大阪の材木商浅井末松さんという方の夢に現在地の「竹原の岩に白蛇がいる」とのお告げがあり、現地に行くと、雑木林の中のあった岩に実際に白蛇がいて、拝んで帰った。

その後商売繁盛し、浅井さんは私財で拝殿を建設し、弁財天を祭った。」

記事では竹原弁財天奉賛会のメンバーに話を伺っていて、その方は実際に2度ほど白蛇を見ているのだそうで、1回は2匹でいる所を見たとのこと。

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戦後の浅井さんの頃から、白蛇が未だに住み続けることがあるのかという疑問には両生類、爬虫類の専門家として、福井自然史博物館の方のお話が記載されています。

「蛇は一旦住みつくと、不都合が無い限り、一か所に住み続けるもので、同じ岩についていることは考えられる。

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また一度白蛇が生まれると、普通の蛇と子供をなしても、白蛇が続けて生まれたり、何代か後に

白蛇がでることのも有りうるので、白蛇が現在でも住みついている可能性はある。」とのこと。

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ナビに沿って走っていると、とんでもない雪に埋もれた畑に囲まれた農道を走り、不安が募ります。

ようやく少し先に岡の斜面にへばりついたような雑木林の傍らに鳥居が見えてきました。

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蛇が住んでいるという岩は上部に割れ目が横に走っており、硬貨が挟まれていて、「神様を拝むことができなくなるので、硬貨を挟まないでください。」との標示がありました。

その割れ目を覗くと白蛇が見えるということらしいのですが、何も見ることは出来ませんでした。

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周りを見ると、狭い境内に弁財天、白龍、黒龍、薬師観音など多くの神様が祀られています。

人里離れた村はずれに忽然と現れた、神様達の団地が雪に縁どられ、ちょっと異様な雰囲気を醸し出していました。

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雪がまだ降り続きます。ともかく勝山市内に向います。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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