新穂高ロープウェイ

5月24日(木)はお客さんの本店に出張。

翌25日(金)の夜は連休を挟んで事務所整理した時に手伝ってくれた人達の慰労を兼ねた懇親会。

週末はせっかくの望遠レンズB008で遊びたい・・・
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絶景を求めて、新穂高温泉に行こうと・・・金曜の夜から途中まででも移動しようかとも思っていましたが、土曜日の朝でて、一泊ででかけることに・・・

と言っても、思いついたのが遅かったので、空いている旅館はなかなかなく、ちょっとお高めの旅館が辛うじて予約できました。

以前に行った時は焼岳に近い旅館で露天風呂からの展望は笠岳と錫丈岳でしたが、今回は槍を遠くに眺める位置にある旅館になります。

お風呂はカメラ禁止で、風呂からの展望を記録することは無理でしたが・・・

26日朝、ゆっくりアパートを出て途中、九頭龍ダムで写真を・・・

つい先日、九頭龍湖に捨てられていた冷凍庫のなかから女性の死体が見つかったと言うニュースがあり、あまり気持ちのいいものではありませんでした。

夕方に着いて食事前に広大な景色を眼前に一風呂、露天風呂は大分歩いて降りた河原にあり、冒頭の旅館から撮った写真と同じような構図で沈みゆく陽のあたる槍ヶ岳を楽しみます。

露天風呂には洗い場がないので、内風呂でもう一風呂。

駐車場から笠ヶ岳方面
駐車場から笠ヶ岳方面

夕食時はホウバミソ、飛騨牛、イワナ・・・とまあ、これだけはさすが岐阜というか、何処に泊まっても同じ様なものがでてきます。ビールで美味しくいただきます。

寝る前に一風呂、明け方に一風呂、朝食後に一風呂・・・まあこれだけ入れば暫くは大丈夫・・・?

27日、朝風呂に行くと、いい天気です。期待を胸一杯広げつつ、ロープウェイ駐車場に・・・

駐車場から笠ヶ岳方面、笠岳、抜戸岳
駐車場から笠ヶ岳方面、笠岳、抜戸岳

以前来た時にはすごい行列ができていましたが、今日はそれ程でもなく、積み残しなく、全員がすんなり一台に乗ることができます。

新穂高ロープウエィと周囲の山との関係は下図のようになります。

自分は西穂の尾根以外に、地図上のどの山にも登ったことがなく、というより高い山全般に関しては処女状態です。

高い山というと南の鳳凰三山、北岳の肩まで行ったことがあることは以前に書きましたし、こちらに来て白山に登りましたが、それが全てです。

大学浪人時代、受験勉強のプレッシャーから逃げるように、地図上と夢の中では北アルプスを何回も歩いたのですが、その記憶もすっかり薄れ、どこを彷徨い廻ったのかも覚えていません。

新穂高ロープウェイはこれで4度目になるでしょうか・・・そのうち一度は西穂荘から上高地まで歩き、一度西穂荘までを往復しました。

今回も少し歩いてみたい気持ちもありましたが、西穂高口駅についてびっくり、まだまだ雪が残っていて、とても歩くなどという状態ではありませんでした。

鍋平高原駅でおりて、しらかば平駅まで少しだけ歩いて、二階建てのロープウェーに乗り換えます。 鍋平高原でおりると目の前に錫丈岳が迫ります。

錫丈岳を見ながら高度を稼いでいくと、左手に槍穂高連峰が山の向こうに見えてきます。

槍ヶ岳 – 大喰岳 – 中岳 – 南岳 – 大キレット – 北穂高岳 – 涸沢岳 – 穂高岳山荘 – 奥穂高岳 – ジャンダルム – 天狗の頭 – 天狗のコル – 間ノ岳 – 赤石岳 – 西穂高岳に至るコースが有名な「槍穂高縦走ルート」。

丁度反対側から全貌を見た絶品写真がWikipediaに載っていたのでお借りしました。

槍‐西穂高
槍‐西穂高

左から槍岳は明確ですが、大喰、中岳はピークの分かれ目がよく判りません。その後が南岳、少し遠くに見えるのが北穂高、涸沢岳なのだと思います。

次から次に見えてくる景観に興奮して、ロープウェイの窓を開けて撮りまくります。アナウンスで山の名前を言ってくれているので、写真メモを取っていればもう少しきちんと整理出来たのだと思います。

西穂の裏に涸沢岳、奥穂高?・・・益々自信がなくなります・・・西穂が大きくなってきて終点が近くなります。

カメラで夢中になっていると、あっという間に西穂高口駅到着と言う感じです。

駅の正面に笠が端正な姿を横たえています。

展望台に上がり、360°の展望に、何回きても思わず声がでてしまいます。全体的に少しガスがある様で、遠くに見えるはずの白山は霞んで見えませんでした。

感激してシャッターを押し続けますが、結局は撮る対象物が限られているのと、なかなか掲載写真を絞り切れない性格のせいもあり・・・で、似たような写真がつづくことになります。

B008 はレンズ交換の手間無く、色々な写真が撮れるのは、やはり大分気楽です。

首からぶら下げている時にレンズが重いので、安定しませんが、襷にぶら下げればそれ程気になりません。

まだまだ、よく判っていませんが、色々試して、少しは勉強して、段々と使いこなせていくことを期待しようと。

昔、香取慎吾と草薙くんだったかが、「アルプス一万尺」の歌詞の「小槍の上でアルペン踊り」を実践するテレビ番組を見ました。

番組名、内容など、詳細は覚えていないのですが、自分の脚で登りきったと思います。a120527126

展望台に鯉のぼりが泳いでいました。
展望台に鯉のぼりが泳いでいました。

普段、あまりチャンネルを合すことのないSMAPですが、さすがトップで頑張る人の根性は違うなと感心したことを覚えています。

下を覗くと未だに1m近くの残雪がありそうでした。

下に降りて、登山口まで歩いてみます。樹々の間から、西穂高の山頂が見えます。

槍、(大喰?)、中、南・・・
槍、(大喰?)、中、南・・・
槍の肩口に飛び出ているのが、小槍だと思います。
槍の肩口に飛び出ているのが、小槍だと思います。

 

駅周辺の遊歩道は除雪されて、歩きやすい様になっていましたが、登山口に向かう道は除雪はされていません。

登山口の小屋は閉ざされており、利用されていませんでした。

そう言えばロープウェイ西穂口のビル内に記帳所がありました。積雪期は中で記帳してから向かうのでしょう。

歩けたら行ける所まで歩いてみようと考えて、山も歩ける靴にしてきていたのですが、甘すぎたようです。

こんなにいい天気だったら、ちゃんとした格好すれば行くことは出来そうな気がしますが、まあ野坂の冬しか雪山を知らない人間の台詞ではなさそうです。

積雪に関わらず、下りを歩いて降りてしまう人もいるのだなと・・・たっぷりと景観を味わい、下山して、敦賀に向かいます。

今回、東海北陸自動車道路が整備されて、往復には随分楽になっていました。しかしながら、なんせ5年前のNAVIを背負っていて、全く役に立ちません。

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こう言うこともあるかと事前にネットで調べた経路をプリントアウトして持って行ったのが参考になりました。

プリントに従って走りましたが、NAVIが知らない道を走るわけですから、目の前に道が見えてるのに、降りろ、降りろと煩いこと。

そのうち余り言うことを聞かないドライバにNAVIが混乱して狂ってしまうのではと、心配になるほどでした。

新穂高に向かう時に、高山に入る道を、左に曲がるべき所を右に曲がってしまい、NAVIと大喧嘩になり、少し焦りました。帰りに道を確認しながら走ってミスしたところを確認できて納得。

帰りの最大の敵は「睡魔」・・・でも、温泉でくつろいで、ゆっくり眠れたせいか、一回途中で顔を洗っただけで、そう苦しまずに、無事敦賀にたどり着きました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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