野坂山0320

19日、夜11時半までお客さんと打ち合わせでした。結果によっては、15日から始めていた、断酒の待機状態が20日まで続く予定でしたが、解除の結論がでました。
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中途半端な気持ち・・・飲みに行きたいところでしたが、12時過ぎて近所で開いているところってサガミ、世界ラーメン、すき屋、トマトオニオン、ココス・・・
車を置いてから出かけるのもめんどくさい、サガミで食事して帰ろうと。

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以前はサガミで飲んで車を翌日取りに行ったりしてましたが、今日の行動の制約になるかもしれないので、三色丼とか言うのを頼んでビールは我慢でした。

三色丼、今一というか今二くらいでした。

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部屋に帰ると冷蔵庫に一本だけあった500mlビール、桜の模様が気に入って買ってしまった、キリンラガーの春物。

一本飲んだら、気持ち良くなって寝てしまいました。

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寝る時には今日は昼ごろから出かけて、京都東山の「花灯路」の最終日を見に行こうと思って居ました。

朝5時半ごろ目が覚めてしまって、もう少し、寝ようと思いますが、寝られません。

いい天気で野坂が綺麗に見えています。「そうだ、野坂へ行こう。」と、突然、宗旨替え。

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どこかで記載しましたが、実は野坂に登り始める気っかけとなったのは自分の「師匠」が春分の日に「野坂に行こう」と誘ってくれたことでした。

もう、6年前のことです。その年も雪が多く、雪に泣かされた記憶があります。
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朝飯を作ってると時間がかかって気が変わってしまうかも・・・トースト焼いて、コーヒー淹れて出かけます。

それでも、結局駐車場について仕度していると8時を過ぎてしまいます。

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「野坂岳一人旅」さんが隣に駐車して、さっさと出発して行きます。

いつもは自分が登って行くと降りてくるのところに出会うのが記憶にあるので、思わず「今日はごゆっくりですね。」と声をかけてしまいます。

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何回か挨拶させていただいているけど、顔を覚えていただいてはおらず、誰だ?と不審そうなお顔。すみません。お知り合いでなく、ただのファンです・・・

「ブログ拝見させていただいています。」の一言で納得されたようで、「土日は早いけどウィークデイはこんなものですよ」と・・・

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ちんたら登っていると一の岳の手前でもう降りてこられるのにお会いしました。こちらも遅いのだけど、ともかく早い・・・

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水場までは、夏道に戻っているようです。水場を越えたところで夏道と冬道の分岐になっています。
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冬道の表面が黒く汚れているので、こちらが通る人の多い、メインルートなのだと思います。

メインルートを行く方が安全だろうなと思いますが、前回撤退した時の直登の苦しさが頭をよぎり、夏道を選びます。

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最初は快調だったのですが、北側の斜面にくると、段々踏み跡の幅が細くなってきて、表面が凍っています。

カチカチの斜面をトラバースと言う形。こんなに冬の夏道が怖いものとは思いませんでした。

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一度滑るとはるか下まで落ちて行きそう、というより命があぶない・・・腰が落ちてきて、左手は斜面にしがみつき、右手はストックで身体を支えながら、平らそうな足跡を見つけて一歩、一歩歩いて行きます。

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先行者が一人居て、斜面途中で脚になにか履いています。アイゼンを履いているのか・・・おれにはこんな斜面でアイゼンを履く余裕はなさそうだな・・・

その人が居たところまで行ってもアイゼンの跡はなく、長靴の底のようなイボイボの足跡があります。

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この後に出会った、Saさんや降りてきた時に再度お会いした「野坂岳一人旅」さんに雪道歩き用に脚に嵌め、ゴムバンドで固定する、ゴム製のイボイボがホームセンターなどで入手できることを教えていただきました。

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そう言えば宮本さんの足跡もこんなイボイボだったな・・・野坂のベテランの常識のようでした・・・アイゼンより手軽に扱えて、スパイクレスのゴルフシューズみたいに引っかからずに歩けそうです。

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なんとかアイゼンを履かないで冬道との合流点にたどり着きます。

この間はここから少し行ったところで嫌になって帰っちゃったんだな・・と思えるところを通り過ぎてなんとか一の岳までたどり着きます。

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職場でお会いする、80歳近いSaさんが降りてきます。「おお久しぶりだね」と。

雪は締まっていますがズルズル滑り始めてきたので、アイゼンを履きます。暑くなってきたので、ついでに禁断の半袖Tシャツに。

他の人が驚くので封じ手にしていたのですが、これだけ暑いともうたまらない。

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二の岳の登りからさらに雪が締まってきます。
駐車場で話をしたオバサンが二の岳の尾根筋でもう降りてこられて、「三の岳の登りは氷でガチガチになってたけど、アイゼン履いてれば安心よ」と声をかけてくれます。
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お客さんのYさんが知らん顔して通り過ぎようとします。
前にお会いした時にに人と会うのが気に食わないと仰ってたので、人とすれ違っても顔を見ようとしないみたい。
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「Yさん!」と声をかけると「おーっ!」と立ち止まって暫くお話します。
雪が柔らかいのは嫌で、雪が締まって来てから登り始めようと思っていたので、今年はまだ2回目とのこと。
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Yさんいつも山から登ってくるのですが、ほとんど足跡は無かったようです。「ブログ時々拝見してますよ。」と、ありがとうございます。
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三の岳の登りで少し寒くなりますが、頂上まで半袖で上がってしまいました。
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なんとか頂上まで来られて一安心です。前回の撤退の後、もう山登りを止めることになるか・・・と、自信喪失してましたので・・・
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頂上でぼんやりしていると岐阜から来られて、ビールを飲まれていた方達から、シカ肉の燻製を進められて頂きます。ちょっとビールが恋しくなる味でした。
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エルザが男の人と登ってきます。エルザさん、ほとんど下着姿になって堂々と着替えしてます。大胆なおばさん・・・
<写真削除しました>
後で、大分下に降りてから、アイゼンを外している時に追い付いてきたエルザさん、男の人に説明するように「いつも五縁に居る人だよね、また五縁に行こうね。」と声をかけて通り過ぎ来て行きます。
「おいおい、おれはアンタと五縁に行ったことないからね。」と心の中で突っ込みつつ、笑顔で頷いて見送ります。
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水場を過ぎ、沢を渡る時に、外したアイゼンを洗おうと思い、ストックの柄にアイゼンをひっかけて、沢の中の石に乗った途端に滑って、沢に落ち、水の流れにアイゼンをさらわれます。
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荷物をおろして、沢の中に入り、ほとばしる飛沫でよく底が見えない状態で手さぐりでアイゼンを探し出し、回収します。
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ずぶ濡れになり、ひときわ疲れ果てて、歩幅がせまくなり、とぼとぼと駐車場に戻ります。
リラポートのジャグジーにつかろうと思って、車に積んであるお風呂セットを確認するといつも入れていたトレーナのズボンがありません。

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また、このずぶ濡れのズボンを履いて帰る気がしない・・・部屋に帰って風呂にはいることにしました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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