一周忌

20日は兄の一周忌にあたります・・・時が経つのは早い・・・

Albert King “As the years go passing by”

甥っ子に電話したら、特に法事は考えていない、暖かくなったら父の故郷である静岡県牧之原市(以前は榛原郡でした)静波の海岸に散骨に行きたい、散骨が問題ないかどうか確認しようとしているとのこと。

散骨するなら一緒に行くよと話しをしているうちに分骨の話になり、もらえるなら同じく分骨した父の眠る自分のお墓に入れたいと思いましたが、狭いところに入りたくないというのが兄の遺言であると・・・

それなら、分骨不要で、全部海にリリースしようと・・いずれ連絡取り合って日を決めようと電話を終えます。

父の気持ちも散骨して欲しいというものでしたが、父の遺言に拘らず、一旦、兄と自分で故郷の墓に埋葬しました。

兄が不帰の病に罹り、闘病の中で死と直面しつつ、父の遺言がこころに引っ掛かっていたのだと思います。

Albert King ”Born under the bad sign”

田舎の墓に出向き、親戚の人間に手伝ってもらって遺骨を掘り出し、静波の海に散骨したのだそうです。

父は無宗教に徹するということで海に散骨をと言うことでした。兄も葬儀は無宗教でということでしたから、父と同じ気持ちなのか、父と同じ海に帰ると言う意味なのか自分にはわかりません。

お墓に閉じ込められたくない、お墓に入れば、残った人間がケアしていかなければならず、負担になる。遺骨が海に広がることにより魂が解放されていく・・・

そういうことなのだろうか・・・自分は逆に自分の死後に遺骨がどこにあろうと無頓着なのかなと・・・いまのところ、自分の遺骨に対しての思い入れはなく、どの様な状態になろうとあまり気にならない。

遺骨の状態に拘る・・・と言うのは父と兄の気持ちと裏腹に、死後の世界を信ずると言う意味で、逆にえらく宗教的なことなのか・・・と言う気がします。

Albert King “I got the Blues”

・・・自分のこころの始末をどうつけるか、なにも見つけられないまま、それでも大した努力も勉強もしないで、だらだらと考えているうちに、今年9月には64歳を迎えます・・・  

今年中におれのブルースを見つけるぞと・・・訳のわからない決意表明を・・・

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