ハワイ島1113 続き


ドトールコーヒーから戻り、ホテルで昼食をとりますが余り時間がありません。せわしないのでドギーバッグにしてもらいます。

結局、ピックアップされるのを待っている間に平らげてしまいましたが・・・料理はケサディア・・・だったと思います。

ケサディア

星空観察をした、オニヅカ・ビジター・センターのところで撮ったツァー会社のバンです。

この日は比較的大きいバンでしたが、翌日のキラウェアのツァーのバンは小さめで、距離も長かったのでちょっとしんどかった。

既に二つくらいのホテルを廻って来たようで、バンの中には先客が居ます。家族で一番後ろの席を陣どります。

我々のロイヤルコナの後にもう一か所のホテルに寄り、お客さんをピックアップした後、トイレ休憩のショッピングモールに寄ります。

トイレに行列が出来てしまい、時間がかかりそう。それならばとショッピングセンターで時間を稼ごうと入ったショッピングセンターでまたもや、家族のお土産漁り魂がさく裂します。

と言う自分も夜寒くなりそうということで、長袖シャツを来ていて、思い切り暑い思いをして、汗まみれになっていましたので、Tシャツを買ってしまいます。

出発時間が迫っても、我が家の3人が出てくる様子がないので、せかしに行くとレジに行列が出来ていて、買い物を諦めたと不満そうでした。

その後、さらにもう一つのホテルに寄りますが、ゴルフコースあるリゾートホテルの様で、ホテルへのアクセスの廻りがゴルフコースになっていました。

上の娘の「ハワイでの結婚式」の話が続いていて、「もし実現したら、お父さんは一日フリーな日をもらって、ここでゴルフをさせてくれ」などと娘以上に調子に乗ってしまいます。

リゾートホテルのゴルフコースエントランス

その後ひたすらマウナケアに向けて車は走ります。

車窓から景色を狙って写真を撮りますが、絵が流れてしまうのと、バンのガラス窓が汚れていてロクな写真がありませんでした。下の写真はマウナロアを狙ったものです。

この日の説明では「マウナロアは標高4,169m、裾野が広く富士さんが90個入る」と言う説明でしたが。

次の日のキラウエアのツアではマウナロアは富士山60個分、という説明がありました。

調べてみると、マウナロア山の体積は約75,000 km3、富士山は1,400 km3という記述がありましたので、これからすると60個分が正しい様です。

90個分というのは面積比の話なのかと。

マウナロアが富士山と相似形の山だったら、体積比と面積比は変わらないわけですが、マウナロアの場合、標高の低い裾野の広がりが富士の裾野に比較して圧倒的に大きいということで、投影面積比でいうと極めて大きくなるということではないでしょうか。

前回の冒頭に掲げた写真と同様のマウナロアの豪勢写真です。広大さが少しは伝わるでしょうか?マウナケアの中腹から眺めたもので、3枚の写真を合成しました。

ジェットコースターロードとか途中の牧場での羊の放牧の様子とか、ガイドさん、巧みな説明で飽きさせない様に必死です。

これもその一環の馬への餌やり体験の牧場です。

溶岩の広大な平原・・・赤く、暑い溶岩がこの規模で流れていたんだと思いますが、想像を絶する光景です。

再度のトイレ休憩で、トイレの後方にある山がマウナケアだと思うのですが、山頂は見えません。

マウナケアに登り始めます。

バンに乗車する際に水が配られていました。正確に覚えていないのですが、「これから高度が上がってくると、呼吸が苦しくなります。その際に少しだけ水を飲んでもらうと呼吸を楽する助けになります。」と言うような説明がありました。

今まで息が苦しくなったのはロッキー山中のモンタナ州ビュート、調べると標高は1760mだから大したこない・・このときは標高でなく、気温零下40℃で息が苦しくなりました。酒を飲んで、俺達歩く、とアメリカの会社の人間の制止を振り切って歩きだして、息苦しくなったものでした。

ビュートを見下ろすロッキーの山上に巨大なマリア像が立っています。レディ・オブ・ロッキー・スタチュー(ロッキーの女性像)。お前らはそのレディの様に歩きかけた恰好のスタチューになるとこだったと車で後から付いてきて救済してくれたアメリカの会社の人間が大笑いしてました。

もう一つは3,454mのユングフラウヨッホ、トップ・オブ・ヨーロッパ。何回か行っているうちの1回だけですが階段を上る脚が重くなり、息苦しく、意識が遠くに行こうとしている感じを味わいました。

マウナケアの標高は4,205mなので今までで一番、高いところ行くことになります。ちなみに日本では北岳の肩まで行って断念でしているので3,000mを超えていないのだと思います。

マウナロアの俯瞰写真を撮った時に撮ったヒロの街を覆う雲海です。帰りに雲が晴れれば、ヒロの夜景が見らるのだそうです。

実は・・・結局、雲多く、期待した満天の星は望むべくもない状態で、ハイライトは高山体験と雲海の夕焼け、ということになりました。それだけでも十分満足できるものでしたが・・・

雲海の上に顔を出すフアラライ山

帰りの際にヒロの夜景も確認できませんでした。と言うよりその時は星が見えなかったせいか、疲れがどっと出て忘れて眠ってしまっていたと言う方が正確なのですが。

さらに進むとあの恥ずかしがりのフアラライ山が雲海の上に顔をだしています。格好としてはマウナロアに比較すると山らしい感じがします。

標高2,800mのオニヅカビジターセンター(チャレンジャー号で亡くなったオニヅカ大佐を記念して、建設され、天文台の科学者たちが高山の環境に順応するための中間設備として利用されているのだそうです。)でお弁当が配られ、夕食タイムです。

シルバーソード

食後に少しの時間があり、周辺を歩きます。

触ると枯れてしまうと言われたシルバーソードの他、無機質な色の広がりの中で黄色い花を咲かせていた灌木がありましたが、調べても名前がわかりませんでした。

マウナケア天文台群があるエリアに到着、車を降りると強烈な寒さと息苦しさに襲われます。さすがに寒くて貸与の防寒コートを羽織ります。

マウナケア天文台群の説明を良く覚えていないのでWikipediaの記事をお借りします。

マウナケア山頂周辺にある望遠鏡は様々な国の政府機関の予算で建設されている。

山自体の標高は4205mだが、望遠鏡は100mほど下った4100m付近を中心に下記の12基が存在する。

ジェミニ望遠鏡とカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡

①カルテクサブミリ波天文台 (Caltech Submillimeter Observatory, CSO) -カリフォルニア工科大学
②カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(Canada-France-Hawaii Telescope, CFHT) – カナダ、フランス、ハワイ大学
③ ジェミニ北望遠鏡- アメリカ、イギリス、カナダ、チリ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル

ジェミニ展望台

④赤外線望遠鏡施設(Infrared Telescope Facility, IRTF) -NASA
⑤ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(James Clerk Maxwell Telescope ) – イギリス、カナダ、オランダ
⑥すばる望遠鏡- 国立天文台

⑦サブミリ波干渉計 (Submillimeter Array, SMA) – 台湾、アメリカ
⑧イギリス赤外線望遠鏡(United Kingdom Infra-Red Telescope, UKIRT) – イギリス
⑨ハワイ大学88インチ望遠鏡(University of Hawai’i 88-inch Telescope, UH88) – ハワイ大学
⑩ハワイ大学24インチ望遠鏡 (University of Hawai’i 24-inch telescope, UH24) – ハワイ大学ヒロ校
⑪超長基線アレイ(Very Long Baseline Array, VLBA) 受信機 – アメリカ
⑫W・M・ケック天文台 (W. M. Keck Observatory) – California Association for Research in Astronomy

Google Mapを利用したWikimapで各施設の状況を確認することができます。

マウナロアの上空の雲も夕焼けが映えてきます。

マウナロア夕景

隣に見えるマウナケアの頂上です。

マウナケアはハワイ島の神が宿るところで、我々の参加したツアでは宗教的な理由から頂上に登るのを自粛しているということで天文台エリアから離れることはありませんでした。

マウナケア山頂

他のツアーは関係なく頂上に登っています。邪魔する施設がないので、眺めは良いのでしょう。

壮大な雲海の広がりに感激して息苦しさをこらえて、ゆっくりゆっくりとですが歩き廻っていましたが、感激のあまり時間が経つのを忘れました。

フアラライ山と夕焼け
フアラライ山と夕焼け

途中のショッピングセンターで集合時間を気にして家族をせかした「ちちくま」が集合時間を忘れて、全員の集合写真に間に合わなかったという体たらく・・・

暮れゆくフアラライ

集合写真撮ること教えてくれてたら、真っ先に集まって自分のカメラに収めたかった・・・

フアラライ、昴、落日

陽はすっかり落ちて、またオニヅカ・ビジター・センターに戻って星空を見上げますが、見えたのは月の表面と木星の衛星と表面の筋だけでした。(写真はNational Geographic
そう言えば今年か昨年だったか忘れましたが、三日月の中に星が入った形になり、どこかの国旗見たいに見えたことがありました。星の名前は単純に金星と考えたのですが、もしかして木星だったのかもしれません。

帰りのバンの中で夕焼け前にお弁当食べていたのを忘れて、「今日のディナーはどこにしようか?」などとアルツハイマーして家族にあきれられます。

ビールを買い込み、ホテルで小宴会後、バタンでした。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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