もともと滞在時間も短いし、それ程書くこともなかったのですが、おしゃべりクマは毎度余分な話が多くて終わりません。
コンコルド広場の観覧車を楽しんでさらに歩き続けます。
コンコルド広場とルーブルの間の公園では 夜のジョギング大会?が開かれていて薄暗い公園の灯りの中で大勢の人が楽しみながら走っていました。
ルーブルに近づくと何やら人がうごめいています。
ホテルのフロントの話とは異なり、ルーブルは普通に開いているみたいでした。
たどり着いたのが19時半位でしたが22時までオープンとのこと。急きょルーブル鑑賞をすることに・・・
2時間くらいしかないので、自分の趣味の絵が中心になります。
まず、皆で「モナリザ」を見て時間を決めて解散しようと・・・驚いたのは3年前にはカメラ禁止だった「モナリザ」は撮影自由になっていました。
フラッシュ禁止の表示はありますが、皆、関係なくバシャバシャ発光させています。気の弱いくまは、ちょっとそこまではできずにフラッシュ無で撮ります。
「モナリザ」の部屋の外の廊下にダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」象があります。
雑誌「一個人」の特集「西洋名画を読み解く」でこのルーブル版と同じ構図だけど細部が異なる、ロンドン、ナショナルギャラリー版のことが書いてあります。(「一個人」2009年12月号「西洋名画を読み解く」)
弟子の作品という説、とお客がルーブル版を気に入らず、ダ・ヴィンチ自身が改めてナショナルギャラリー版を作りなおしたという説があるそうです。
写真の色合いのせいでしょうか?雑誌で見る限り、マリアやヨハネを見るとルーブル版の方が人間臭さが有って存在感があるような気がします。
ルーブルの方が右手前のイエスが可愛らしいし・・ナショナルギャラリーの方は顔と身体のバランスが大人みたいでちょっと不気味・・・・なんてこと言っていいのかしら・・・
駆け足で絵画を渡り歩きつつ、ミロのビーナスにもご挨拶。
京都の「ルーブル展」で会ったフェルメール、ラ・トゥール、ルナン兄弟の絵が帰ってきていました。(昨年7月の「ルーブル展」で購入した絵葉書を利用させてもらいました。)
短い時間でしたがルーブルを堪能。
観光客シーズンではないためか、閉鎖されているゾーンが多く、見たいものがないとか、遠回りしないと目的の絵にたどり着けないこともありました。
ルーブルの近くのカフェで遅い食事とビールを・・・・タクシーでホテルまで帰りました。
翌日は日本への帰国日で、11時ごろにはホテル出発の必要がありますが足早の朝のお散歩へでました。
上の石畳の写真も含めてその時に通り抜けたルーブル中庭からの外観です。
お散歩は地下鉄で直行してノートルダム寺院を見て、付近の施設を見て歩こうという計画でした。
前に来た時にも内部の写真を撮っていましたが、今回は撮影禁止の表示がすぐ目に止まりました。
前は気が付かなかったのか、無視したのかよく覚えていません。
韓国の人たちらしい団体さんがガイドが制止するでもなく写真を撮りまくっています。まあいいかと少しだけ写真を撮らせてもらうことに。
ノートルダムは正面も内部もいいなと思いますが、背後の尖塔や彫刻も味があります。
若いお客さんに「ノートルダムのせむし男」という映画があったことを話して、しらけさせてしまいます。
自分もリバイバルで見たような気がしますのでとてつもなく古い映画・・・
帰ってから調べると1923年と1939年の2回実写版で映画化されているようで、さすがに自分が見たのは1939年版だと思います。
ステンドグラスのサント・シャぺル、マリー・アントワネットのコンシェル・ジェリなど付近の施設は全てストライキ継続で閉館になっていました。
低い雲が頭上を覆う中、セーヌ川沿いに歩きだします。
ボンデザール橋からのパリ学士院と反対側のルーブルです。
ボンデザール橋から見るシテ島の雰囲気が大好きな情景の一つです。
ルーブルを過ぎ、オペラ座の近くのお菓子屋さんでお土産を物色し、オペラまで歩きました。
オペラからホテルへどれくらいかかるか歩いてみようということになり、リベンジ・・・している時に土砂降りの雨になりました。
まあ良く歩いた出張でした。