青葉山1108 松尾寺

久しぶりに土日休みとなり、土曜日はゴルフでした。明けて日曜日は、身体がだるくて車を運転するのが億劫な感じ。 前から考えていた電車による青葉山縦走 を計画します。

下図は高浜観光協会のホームページに掲載されているものでJR小浜線の青郷駅から松尾寺駅まで歩くものです。

青葉山登山コース
青葉山登山コース

今回このコースの逆方向をトライしました。図には駅から松尾寺(まつのおでら)の情報が抜けているのですが約3㎞で小一時間かかります。駅には45分の表示がありました。

松尾駅
松尾駅

朝一番の6時35分の小浜線で出かけると8時18分にJR松尾寺駅に着きます。

朝飯は駅の売店で買えばいいやと、駅に向かいます。売店は出発5分前の6時30分オープン。

改札から 一番近いホームの一番線とは言え、5分間で売店が開くのを待って、買うもの選んでホームに駆け込むのは厳しそうで、あきらめです。

朝焼けの野坂
朝焼けの野坂

昔、仕事で高浜に行った時に、小浜駅で電車がすれ違いの時間調整をしていました。今も同じであれば、小浜でなにか買えるかな期待していましたが、今回はほとんど待ちが無く出発して、買い物する余裕はありませんでした。

車窓からの青葉山
車窓からの青葉山

大飯ぐらいから尖がった青葉山が見えてきます。若狭富士の名にふさわしいすっきりした綺麗な姿です。電車が進むにつれ、見る角度が変わると容貌が変わり、同じ山とは思えないほどです。

東から見た若狭富士は南から見ると八ヶ岳、西に行くと双子山という具合です。

以前、新聞の記事で高浜のお寺を知り、切り抜きを持って高浜を訪れたのですが、勉強不足と当時ナビが無かったので中山寺しかわからず、もういいやと寺廻りをあきらめ、青葉山登山に切り替えた記憶があります。
【注記1】

登山を想定していませんでしたから、短パン、半袖シャツ、スニーカ姿で登りました。

まあ靴と靴下と熊鈴が違うだけで夏の登山は今でも余り変わらない格好ですが・・・すれ違う人は皆本格的な山の格好しているので、なんとなく後ろめたいような申し訳ないような気持ちになり、東権現で引き返しました。

東権現
東権現

そのときの印象で、楽勝の山だなというのがありました。

ということで今日はゴルフ疲れのリハビリという趣だったのですが・・・西峰の登りは結構ハードでした。アゴを出しながらも紅葉の美しさに感激の一日となりました。

青葉山紅葉
青葉山紅葉

松尾寺駅は無人駅。こんなホームでしばらくぼんやりしているのもよさそうですが、目的があるので急ぎます。駅舎のトイレが使えないのは困りました。

道端でオシッコをしてしまった後、27号線が直ぐ近くを通っていて、道端にローソンがあるのに気が付きました。

トイレを借りれたのに・・・オニギリを三個とエビアンの1リットルを購入。朝飯分の一個を食べながら松尾寺を目指します。

名前知らず
名前知らず

オシッコと自然・・以前環境保護のためオシッコ持ち帰りを検討しようと考えました。

その後、ビッグコミック「岳」で島崎三歩が北アルプスの崖の上で気持ちよさそうに放尿しているシーンを見て、あまり深刻に考えず、できるだけ我慢して、我慢できないときは謝ろうと、勝手な結論に達し、持ち帰り検討は放棄することにしました。

途中、自動車道から外れて近道と書いてある登山道をひたすら登ります。

最初野坂で見たときにギョッとしたマムシ草の実があちこちに毒々しい色を見せています。

いい加減、汗が吹き出てきたころに松尾寺の駐車場が見えてきました。

山門をくぐると綺麗な紅葉がありました。規模は小さいのですが、好ましい雰囲気のお寺です。唐の威光上人開基の真言宗のお寺ということです。

8EA6
松尾寺

ご本尊は馬頭観音像で77年ぶ りのご開帳が10月23日に終了したとのことでした。次回は33年後とのことで、「あらかん」がお目にかかることはもうなさそうです。
前に歩いた高月は11面観音様が多かったのですが、高浜はこのあと行く中山寺も今回行けなかった馬居寺もご本尊は馬頭観音ということで、地域による信仰のよりどころが偏ることがあるみたいです?

案内の方にお聞きすると、馬は殺生を伴わず、草を食べ、強い動物であることから精進と力強さを表すのだとか。

松尾寺
松尾寺

宝物殿に国宝の普賢延命菩薩像(下図)、重文の阿弥陀如来像が収容されているとのことで拝観させていただきます。800円の値段が邪魔するのか結構多くの参拝者が居ましたが、誰も入ろうとしませんでした。

普賢延命菩薩 松尾寺公式サイト
普賢延命菩薩
松尾寺公式サイト

普賢、阿弥陀様以外にも修復直後の仁王像を間近にみることできますし、青葉山西権現から最近移動したという木像があったりと、満足感がありました。

宝物殿
宝物殿

本堂の脇に青葉山登山道の表示がありました。山の話は続くです。

【注記1】今回帰りに寄った高浜の駅は新しくなっていて、駅舎内に観光案内所がありました。以前はもっと小さな駅で離れたところに観光案内所があった記憶があります。その観光案内所が閉まっていて地図も手に入らず、往生したのです。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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