仕事の追い込みで土日出勤かなと思ってましたが、 日曜日はお休みに・・・
天皇陛下が福井県に来られて実施された第60回全国植樹祭を記念して、県の奥越農林総合事務所が主催し、林道法恩寺線を歩く「林道ウォークin奥越」に参加することにします。
朝、大野か勝山に集合してバスでスタート地点まで連れて行ってくれるとのこと。
朝早いのは苦にならない方ですが、途中のドライブが問題で、しつこく睡魔に襲われること必定。
今日中に移動した方が楽かなと・・土曜日の仕事終了後に大野の旅館に電話すると、今からでは食事は用意できないが素泊まりならOKとのこと。
さっそく駆けつけます。広い部屋に一人で5000円は申し訳ない感じ。
風呂は何時でも入れるとのことでまず食事に。飲み屋の場所を訊いて向かいます。
地元の寿司屋が出店したらしい最近流行りのおしゃれ系居酒屋でした。年寄りの居づらい雰囲気ではあります・・・
予約がないこと、一人であることを告げると女の子が、まだ客が2人しか座っていない大きなカウンターの中に入り、店主らしきアンチャンに説明しています。
アンチャンは向かいに立っている自分を見向きもせず、機嫌悪そうに女の子に二言、三言。
女の子の回答は予測した通りNOでした。目の前にいる人間に「申し訳ない」の一言もないか？と独り言してしまいます。
忙しいのは判りますが、予約が沢山入り、舞い上がっている風に感じられました。
もう一軒教えてもらった店は見つからず、あるのはスナックばかりです。スナックで乾きものでもいいや、と物色していると、怪しげな「プチタマ」の看板が・・・スナックともなにも書いてありません。
入り口は普通の民家の格子戸です。恐る恐る開けるとカウンターだけのお店で子供連れの家族が飲んでいます。
座った途端、何も言わずに、きのこと鶏肉のホイル焼きが出てきます。突き出しの代わりらしい。
メニューを見ると肴というより、洋食屋さんというか定食屋さんという感じで、ほとんど一品500円です。
先客の家族はおなじみさんらしくて、マスターとお話が弾んでいます。
こちらが注文すると奥の厨房にマスターが引っ込むため、話が途切れて、なんか、申し訳ない気持。
おでん、麻婆豆腐と頼んだものはこんな店で（失礼な）出てくるものとしては手をかけた一品でちょっと感心。
ひまになるとマスターは椅子に座って「一本義」を茶碗でぐいぐい行ってます。
「お客さん、この間も来たよね」って、初めてです！どうも見たような顔だって、納得してくれません。
子供にお菓子をあげたついでに、「不公平だから」って袋入りカキピーをこっちに出してくれます。
おれは子供かっ、と思いつつ有り難くいただきます。
家族が食べてるご飯ものも美味しそうだったけど、旅館で風呂に入りたいのでお勘定を・・・3600円。
千円札3枚先に出して、小銭入れの中を探し始めると、「3000円でいいよ。」
それは余りにも、と600円出すと100円返してくれたうえ、お店の1/3くらい残った焼酎の瓶を「持ってけっ」て・・商売っ気のないマスターで、面白かったです。
翌朝、店と思われる建物の前を通ったのですが看板がありません。もともと民家の入り口みたいだったので、看板がないと全くわからない・・・朝、行ってみたら無くなっていたっていうキツネのママのお店みたい・・・
上を見ると仕出し料理「玉の家」の看板が・・・もしかして「プチタマ」の「たま」はこれかも・・・近づくとスナックの並びにある小さな格子戸の曇りガラス越しに昨夜の看板らしい黄色い影が見えました。仕出し料理屋さんの道楽の店なのかも・・・
早起き熊は、結局集合時間のだいぶ前に目を覚まし、そういえば七軒通りの朝市なんてこんな時にしか見れないな、と出向きます。
市は7時からということで準備中のお店が多いです。
お店に向かうおばちゃんも・・・
お城に登って帰ってくると少し賑わっていました。大きな蕪の束100円を購入して帰ってから葉っぱと一緒に浅漬けにしてみました。
朝市を通り過ぎてお城の近くまで来ると、幟が立ち、大工事をしています。来年3月に大野城築城430年を迎えるということでその準備のようです。
大野城の下に柳迺社があります。
境内では大野全体で行なわれているらしい文化祭のうち、菊花展が開かれていました。
盆栽の良さが判るにはもう少し時間がかかりそうです・・・
銀杏が鈴なりになっており、下ではおばちゃんたちがのんびり拾いだしますが少し拾うと飽きたようにいなくなりました。
ゆったりした時間が流れている感じです。こんな朝の散歩をしたことは、最近無かったように思います。
お城の紅葉はまだまだという感じですが最近青い葉に赤い葉が混じっているのも良いなと思うようになりました。
多くのじいちゃん、ばあちゃん（って自分と余り変わらないのかもしれないけど・・）がお城を登っています。散歩コースとしては結構いいところです。
向いの荒島岳に朝日が顔を出すと、お城がキラキラ輝きだし始めました。
荒島の朝焼け
慌てて写真を取ります・・・・
朝日に当たる大野城に満足して、これから宿に戻り、集合場所に向かいます。ということで林道歩きは次回で・・・
