夜叉が池1018 クマが出た?

今月から11月の半ばに向けて忙しくなり、土日に出勤になっても不思議がない状態に・・・季節のいい時期なのにつらいです。

夜叉が池

本当は17日に白峰温泉に宿泊、18日は白山という予定でしたが、17日は出勤だったし、18日もあぶなかったのでキャンセルでした。

それに勘違いをしてて、白山は昨年、体育の日の連休に登ったのですが、その連休で一の瀬のバスが終了したので今年も12日で終了したみたいです。

なぜか、終わるのが11月だと思っていました。スーパー林道が11月に閉鎖になるのと取り違えていたようです。

一の瀬のバスが無くなったということは雪の可能性があるということだと思いますし、この間、野坂から見た白山の上の方がもう白くなっていました。雪の時に登る自信はまだないので来年に延期します。

ってそのうち自信つけるみたいですが・・・

夜叉が池

18日は出勤の必要がなくなったため、天気悪そうだけど、そろそろ紅葉の期待が持てる夜叉が池を目指します。

第3日曜日で「土の駅」のバイキングの日だし・・・

敦賀マラソンで交通規制があり、ちょっと街中で迂回して、それでも8時頃に駐車場に着くと関東NOの車が一台だけ止まっています。

夜叉が池

支度をしているとに2台の車が到着。

そのうちの軽トラックから夜叉が池パトロールの人が降りて近づいてきます。

いつもの注意事項かな?と思いきや・・・
「頂上まで1000mと500mの標識のあたりで最近熊が何回か出没したので注意して欲しい」とのこと。

・・・無理することないし、一瞬帰ろうかなと思いますが、まあ他にも登る人がいるようだし、ともかく登ってみようと・・・

「熊に遭った時はどうすればいいんですか?」パトロールの人に訊きます。

回答は下記の通りでした。

「まず、熊も人間を怖がっていることを理解して欲しい。その上で下記を注意すること。

①出会ったら声を出さない。すぐに背中を見せない。

②目を見てはいけない。威嚇していると見られる。
視線を少し落とし、様子をうかがいながら後ずさりする。

③30mくらい離れたら、優しく声をかけてみる。
向かってきたら一目散に逃げる。

④見通しの悪い曲がり角では向こうの様子を探りながら慎重に進む。」

さらに続けて・・・

「乗鞍の場合は周りの人が大騒ぎして、熊が段々とパニックに陥ったんだと思う。

夜叉が池でも、最近、団体の登山者が増えて、大声で話しながら登るので熊がおびえて逃げ回っているのではないか?

最近の熊の出方が前と変わって来ている気がしていて、そう思えるんだ。」

との話をしてくれました。

乗鞍の事件のニュースで、撃たれた熊を見て、奥さんが「捕獲して山に帰してやれなかったのかしら」と呟いていました。

あの状況では、人間の防御が優先で、熊を生かすという発想はなかったと思いますが、今日の話を聞いていると、熊も追い詰められているんだなと、気の毒な感じもしてきます。

自分は山で結構色々な動物に遭遇している気がするので熊も例外でないかも・・・って、嫌な感じ・・・と緊張しながら歩いているそばから足元になにかが居ます。

「クマ」ならぬ「ガマ」でした。ぐまがえる?

紅葉は下の方はそれほど紅くなっていませんが、上の方にくると段々黄色や赤が目立ってきます。

池の上にでると気持ち良い景色が広がります。

野坂で見たシロヨメナ、アキチョウジ、アキノキリンソウがもう終わりという感じで咲いています。

アジサイが残っていました・・・こんな時期に色づいていることがあるんでしょうか?

あちこちに咲いていました。調べてみたら、ミゾソバというのが一番近そうです。

夜叉が池の上の尾根にリンドウが・・・開かないまま固まってるって感じです。

緑色の花?と思っていたらこの紫色の花の付け根の部分で花が落ちたところを見ていました。

名前が判りません。前に調べたママコナに似ているけれど、花の中の白い飯(ママ)がもっと目だって居たような気がします。いずれも名前が不明です。

名前が判らない花は他にも居ます。

野坂だったら「野坂岳一人旅」さんに頼れば良いんですが他の山では自力更生しなければなりません。

ヤマゼリというのが近そうですが、葉が写っていないのでわかりません。

前に「山野草を・・」にお尋ねした時に、葉や全体が判らないと断定できないと指摘されましたが、つい花だけに焦点を合わせてしまいます。

焦点を合わせながらも、ピンボケが多い・・・って、くだらない・・・

今回は花より実が目立ちます。

野坂で見た赤い実が池の近くにあり、パトロールの人にコマユミと教えていただきました。

コマユミ

さらに黒い実の名前を訊こうとしていたところ、先ほど三周の方から降りてきたおばさんが割込んできます。

「さっき三周の方に登ろうとしてたら背後を熊が横切ったんです。」パトロールのおじさん、落ち着いています。

「色は黒でしたか?よく鹿とかカモシカと間違う場合があるけど・・」

「黒です!」

「熊だね・・・」

続々人が増えてきて、中には池でビールを冷やす輩がいて、パトロールに怒られていました。

夜叉が池

あまり天気も良くないし、熊も気持ち悪いのでそろそろ帰ることにします。

池からの木道を歩いて帰りを急いでいると、次から次と登ってくる人とすれ違います。

夜叉が池

多勢の団体さんもいて、ますます熊が興奮する状態になっているものと思います。

小学校2年生の女の子がおばあちゃん、おじいちゃん、お母さんと一緒に健気に登ってきました。

夜叉が池

降りてから土の駅へ。バイキングを久しぶりに堪能しました。

沢山並ぶ惣菜はどれもおいしいし、お蕎麦は歯ごたえがあっていいのですが出汁がちょっと寂しい気がしました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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