JR東日本「駅からハイキング」中野

2月12日(月)、世間的には3連休の最終日、奥さんは税金対策締め切りで忙しくしてるので、一人で出かけようと、駅からハイクの中野駅に出かけます。

「駅からハイキング」は駅のパンフレット棚を見ていて発見して、ハマりました。

中野駅前

東京メトロの「まちさんぽ」「よりみちさんぽ」は月一度程の頻度で開催。30分単位で500人~1000人ずつ順次スタートしていきます。コースの曲がり角には必ず、アルバイトの子達が立っていてくれて迷うことなくゴール出来るので有難い。

時間制限はありますが、15時~16時くらいまではゴールにも受付があり、アンケートを提出すると、缶バッチあるいは、サランラップなどを完走証としてもらえます。

中野駅前「イヌ屋敷跡」

希望時間帯を第3希望まで記載して申し込みをして、予約する必要がありますが、定員が3,000~5,000人と多く、抽選で外れることはないようです。

JP東の「駅からハイクキング」は1週間程度から2ヶ月程度までの期間でコース設定が行われ、特に予約は不要です。

ケヤキ通り

期間内の朝、9時から11時半頃まで改札出口に受け付けが設けられており、会員証のQRコードを読み取ってもらうことで受け付け終了し、コース地図と「完走証」の缶バッチを渡されます。

途中のコースには案内人はおろか、コース表示の標識もなく、挙げ句の果てに、受付は朝のみの設置ですから、帰ってきても、ゴールで待つ人は居ません。

先日の「川越」は西武、東武が協賛で、1日限定のコース設定だったので、道々にコース標示がありましたが、これは例外です。

朝、QRコード認証された時点で、「完走」したことになり、「駅からハイキング」のマイページにアクセスすると実績が記載されます。

沼袋駅。西武鉄道、右の新型車両が普通、左が特急です。

極端な話、受付して、そのまま帰宅しても実績は残ります。って、そんなことしても意味ないけど。

今日は中野駅起点で下記のコースになります。中野セントラルパークサウス内キリン(株)「ココニワ」→CAPIC刑務所作業製品展示・販売所→平和公園→

大岡稲荷

中野区立歴史民俗資料館(おひなさま展開催)→江古田公園、江古田古戦場跡→

野方配水塔→哲学堂公園→青原寺(朱楽菅公(あけらかんこう)の墓)→

なかのZERO→もみじやま公園→中野駅

しかしながら、今日は月曜で公共施設の休館日、祝日で企業関係の施設休業、しかも、年度末が近づいていて、公共工事が佳境に入る時期という凄まじく条件の悪い日でした。

昨日より、今日の方が天気がいいだろうと、天気予報優先の選択をしたのだから、仕方ない。

中野区立歴史民俗資料館

キリン(株)の軌跡の紹介などがある、「ココニワ」はお休み、CAPICも月曜で休館でした。

平和公園は工事中で工事壁で覆われていて、遠回りしないと中に入れないので、素通り、歴史民俗資料館は当然の様に、休館と端から軒並み全滅、ウンの良さにあきれてしまいました。

江古田古戦場跡 足利VS上杉の戦いで、太田道灌が世に出るきっかけとなった。

でも、公共施設が月曜が祝日に当たった時には、休刊日をずらすところも多いので、なんとなく、期待していたところもあった気がします。

ハッピーマンデーは祝日ではないのか…

旧野方配水塔。淀橋浄水場を創った「近代上水道の父」中島鋭治博士設計

なかのZEROは公共の文化センターですから、見る物ないし、もみじやま公園はSLが展示されていましたが、まあ、それだけ。

青原寺にある、寛政年間の狂歌師、朱楽菅公(あけらかんこう)のお墓は、一般の墓地に立つ、最近建て替えられたと思われる、「山崎家」のお墓がそうなのだと。

哲学堂 六賢台

標示も一切ありませんでしたし、別途配布された、説明書でかろうじて、認められる状態でした。

と、まあ、愚痴ばかりでてしまう1日ではありました。

哲学堂 菖蒲池

初めて訪れた哲学堂、やはり、いくつかの施設が工事中でしたが、梅園の梅が五部咲き位で楽しめたし、気持ちが落ち着く場所だなと。

桜の季節も良さそうです。

哲学堂 菖蒲池にて

哲学堂は東洋大学(哲学館大学)の創始者である、井上円了(1858年~1919年)が「東洋哲学」実践の場として、1904年(明治37年)に開堂。

その後も建設を進め、1915年(大正4年)にほぼ現在の形に整備されたのだそうです。

哲学堂唯心庭 鬼灯

井上は「西洋」哲学を学ぶ内、仏教を始めとした東洋の教えにも「東洋哲学」があるのだと悟り、「哲学会」を創立し哲学の研究を推進します。

哲学の啓蒙、教育活動の一環として、哲学的精神修養の場として哲学堂公園を建設したのだと。

 

哲学の庭 ガンジー像

哲学の庭には、西洋、東洋の宗教、哲学の偉人達の像が並んで居ました。これはハンガリー出身で日本に帰化した作家ワグナー・ランドールが制作したもので、井上のオリジナルの意志とは別の物らしい。

中にエクナトンと言う方がおられ、帰って調べて見たら、古代エジプト王国第18王朝ファラオで、宗教改革を断行した、ツタンカーメン王の父「アメンホテプ4世」であ、るのだと。

哲学堂公園に沿って、哲学堂通りというのが走っていて、その通りが中野区と、新宿区の境界になっています。

哲学堂側から逆サイドを見ると、新宿区の住所表示になって居るのが解ります。

哲学堂前の交差点の中野側に区の境界標示がありましたので、哲学堂通りそのものは新宿区に属するのかと。

そんな話を哲学堂のボランティアガイドさんとしているときに、新井薬師の話ができてきていました。

コースからは少し外れるけど、あまりにも寂しいから行ってみようと。

本日、唯一の御朱印をいただき、また、これが、最近にない達筆で、よりみちした甲斐があったなと。

新井梅照院 新井薬師

眼病治癒の記載のある「おめめのお守り」を購入して、青原寺に向かいますが、「駅ハイ」の地図を持った人々をすれ違って、ちょっとルート選定が悪かったかと反省します。

いつもながらですが、昼抜きで歩いて、中野駅まで戻ったのが13時半。駅の少し手前にちょっとお洒落な店があり、女性がサラダと赤ワインを嗜んでいるのが見えていました。

新井薬師

戻るのも面倒くさいし、ちとお店がお洒落すぎて、リュック背負った無精ひげのジジイは歓迎され無さそうな雰囲気でもあったかと。

駅前で捜しましたが、結構お店が少ない。パスタのお店は前に行列が出来ていて、近くに蕎麦屋を見つけて入ります。

青原寺

今日のランチは、牡蠣フライと蕎麦と大きく書いてあります。まだ良いですか?と生ビールと共にご注文。

しばらくして、現れたのが、揚げすぎて、縮こまった牡蠣フライ3個!がサニーレタスの切れっ端に乗ってでできます。少々太めの蕎麦と大きなどんぶり一杯の白ご飯がついてきました。

そうか、ランチだから飯がつくか、飯要らないから牡蠣もう一個足せや、とぼやきながらかぶりつくと、ジュワとも言わず、歯ごたえのありすぎる牡蠣に、もう諦めてビールで流しこみました。

蕎麦はそれなりに美味しかったです。

中野駅から千葉行きの各駅停車に乗り込み、25,000歩の疲れとビールの効果あり、で、幕張本郷辺りまでグッスリと寝てしまいました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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