Blue Note 0501

Blue Noteは1981年開設のジャズクラブ。グリニッジ・ヴィレッジの131West 3rd Streetにあると・・・

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地下鉄で調べると乗り換えして、West 4th Streetまでは行けるようですが、1号線一本で、後は歩こうと・・・

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記憶が薄れてしまって、今確認しても定かではないのですが1号線でChristfer Street Sheridan Squareで、下車して歩いたのだと思います。

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SMOKEの時と同じ感覚で8時開演だから、7時半に間に合えばいいなと考えていました。

我々が着くとBlue Noteの前には行列が出来ています。

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でもこの人達は予約のない人達で、自分達は予約していたのだけれど、とりあえず待っていてくれとのこと。

待っている間にCDを売り歩くおじさんが居て写真を撮ってしまったら、血相を変えて飛んできます。「俺のCDを買え、ほら聞いてみろ。」とヘッドフォーンを押し付けてきます。」

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断ると、「俺は写真を撮られるのは嫌いだ」と怒り出します。

ひたすら「ごめん、ごめん」と謝って勘弁してもらいます。

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本日の演奏はジェームズ・カーター・オルガン・トリオ(サックス(フルート)、オルガン、ドラムス))にトランペットのニコラス・ペイトン、ギターのジェームズ・ブラッド・ウルマーがゲスト出演とのことです。

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帰国してジャズに詳しい方に訊いたらジェームズ・カーターは超有名プレーヤーとのことでした。デトロイト出身1969年生まれ。ジャズの分類で言うとポスト・バップという位置づけらしい・・・

なんのことはない・・・システムをよく知っている人は時間のだいぶ前に来て、食事をしながら開演を待っているようでした。

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SMOLEとは比べ物にならないキャパシティのクラブの中は人で埋まっています。

日本に帰って調べるとBlue NoteとVillage Vangardはツアの対象にもなっているのでお客さんの数もはるかに多いようです。

我々は舞台の左端の小さいテーブル(まあ、どの席も小さいテーブルでしたが・・)に案内されます。日本人の家族連れの方と合席でした。

舞台全体を観ることは出来ず、オルガン奏者の背中とジェームズ・カーターとニコラス・ペイトン、ギターがちらっと、ドラムは全く見ることはできませんでした。

SMOKEのヴィンセント・ハリングは円熟の演奏と言う感じでしたが、ジェームス・カーターは、荒々しい感性のほとばしりと言う感じで、出せる限りの音を聴衆にぶつけまくり、会場を圧倒的に支配してしまう・・・

すさまじいカリスマ性でクラブの雰囲気ををリードして行きます。

ちょっと、しびれてしまいました・・・

ご機嫌なのか、なんか気に食わないのか・・前者だと思います・・・

フルートの演奏も・・・

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ジェームズ・カーターが1年前にマジソン・スクエアのドッグランで野外公演をした時のライブです。彼の感性あふれる演奏が楽しめます。

Blue Noteでは見ることの出来なかったドラムソロを観ることがで来ます。

翌日は、夕食を奥さんの友達の娘さんとお一緒するだけで、特に予定もなく、ブロードウェイを歩いて南下したのですが、マジソン・スクエアも通りかかり、ドッグランで犬が遊んでいるを見ました。

You Tubeで見つけて、あっ、あそこでやったんだと、・・・昨年の夏のライブの様です。

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ニコラス・ペイトンは1973年のニューオーリンズ生まれ。

ジェームズ・カーターが感情むき出しで暴れまわる傍で、クールに自分を表現する・・・対照的で、面白かったです。

ニコラス・ペイトンの動画です。このごろ何を聴いてもよく思えてしまうのは歳のせいでしょうか・・・

ギターのジェームズ・ブラッド・ウルマーは1942年カリフォルニア生まれ。

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ゴスペル、R&B、ジャズがウルマーの基本を形成しており、オーネット・コールマンので出会いがジャズのキャリアを確立したのでそうです。

ウルマーの動画はほとんど彼のヴォーカルが入ります。

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公演が終わり、ショップで買い物をしていると・・・楽屋からジェームズ・カーターが・・

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楽屋をのぞき込んで、ドラムの人も(名前が判りません)

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ジェームズ・ブラッド・ウルマーも・・・この3人と奥さんの2ショットをそれぞれ撮らせてもらいました。

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ジェームズ・カーターにだきしめられて、奥さん至福の笑顔でした。

外に出ると、次の公演を待つ人が列を造っています。

再び地下鉄の駅に歩く道すがら、映画館がありました。片岡千恵蔵の映画のリメイク「13人の刺客」・・・

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2010年ベルリン映画祭で寺島しのぶが最優秀女優賞を獲得した「キャタピラー」・・・

反戦、天皇批判色が強く、日本では無視されたのだそうです・・・ちょっとシチュエーションが重くて、見るのがつらそうな映画ではあります。

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遠くにエンパイアステートビルを見ながら歩きます。向いのビルと空がなにか異様な雰囲気がして・・・

大満足でホテルにたどり着きました。

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くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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