初日の出から振り返った富士は薄く霞みながら、
頂を朝日に輝かせていました。
十国峠の看板を入れて富士山の写真を撮ろうと
看板の前は行列ができています。
我が家も奥さんの写真を一枚。
帰ろうとするとロープウェイ駅でもある展望台を
十重二重に人垣が囲んでいて、動く様子がありません。
係り員が無理やり、行列を作らせます。
いかんせん、たった二人の課長さんと部下で制御しきれない。
おまけに曲がった列を真っ直ぐにさせようと意味のないことに注力。
後から来た人は列を無視、あるいは列を知らずに脇から入って行きます。
最高尾に位置していた「くま夫妻」、たまらず、列を離れました。
こんなに人が押し寄せるのは年に一度らしい。
慣れなさすぎる対応というところでした。
十国峠を降りると富士は雲の中。
3日に箱根を離れるまで、以後、姿を現すことはありませんでした。