4月6日(金)、お客さんの本店で打ち合わせのために神田に出向きます。朝、敦賀は冷たい雨が降り続いていました。
改装中の敦賀駅は一部屋根が途切れていて、濡れてしまいます。



北陸線沿線の駅で『東京往復割引切符』(トクトクきっぷ)が購入できます。
有効期間が7日間なので、あまり長い帰郷には使用できませんし、正月、ゴールデンウィークなどは適用除外ではありますが。
切符購入時に、いつもは行きの切符と特急券の説明を受け、帰りは電車が決まっていないので、乗車券、特急券、指定券が一緒になったオープン切符を一枚もらいます。
購入時に気が回らなかったのですが、「シラサギ」に乗り込んでふと思い出すと、「復」の切符をもらった覚えがない・・・
恐る恐る駅に電話すると、確かに全て渡しているとのこと。
・・・そう言えば、一番最後にもらう注意事項の紙と一緒に切符大の紙がもう一枚あったな・・・っと・・・
通常はクレジットカードで切符を購入ています。往復切符をもらった後に、注意事項の紙とクレジットカードの使用明細の2枚をもらいます。
2枚とも不要なので、いつも破って捨てています。
今日は珍しく、現金で切符を買いました。と、いうことは、今日も2枚破っちゃったけど・・・カード使用明細はあるはずもなく、余分なものは注意事項の一枚だけのはずか・・・
帰りの電車乗車時間未定で購入したので、復の切符は特急、指定席、乗車券が1枚のチケットになっているはずだ・・・
破り捨てた、2枚のうち、小さいめの一枚は「復」のチケットだったということになるな・・・電話でお話している間に背中に冷や汗が流れて行きます。
「切符購入の後に売店でお土産を買いに行き、ごみ箱に注意事項を破って捨てました。その時に間違って切符も捨ててしまったと思います。お騒がせしました。自分の過失です、諦めます。」

「ただ、いつもは、注意事項とは別に切符は切符で全て渡してくれるのに、注意事項と共に、一緒に渡されれば勘違いすると思う。その点はちょっと不満です。」
と八つ当たり気味に言って電話を切ります。(どうみたって、お前の不注意だろう、と自分の「良心」がつぶやきやがります。)
暫くして、携帯に電話があります。駅からでした。
「捨てられた切符が見つかりました。帰りの時に、切符紛失と申請して購入し、全ての、帰りの切符を回収してきていただければ、敦賀駅で払い戻しをします。手数料はとられますが。」とのことでした。
駅員さんが、ごみ箱を探してくれたということになります・・・ゴミ箱の中は掃除直後でキレイだったので、すぐ判ったノだと思いますが、申し訳ないことでした。切れ気味に余分な一言を言ってしまって、恥ずかしい・・・
帰りにお土産を持って行き、駅に御礼しつつ、お詫びしました。
打ち合わせは3時に終了。お客さんと食事の約束をした6時まで時間が空きます。
どこか花見か、美術館かと思い、国立新美術館で「セザンヌ」、ブリジストン美術館で開館60周年記念「あなたに見せたい絵があります。」が開催されていることを確認していました。
土日は花見に行くとして、今日はどちらかの美術館に行きたいなと。
ブリジストン美術家の収蔵作品は自分の好きな絵が多い。

中でも、自分の愛するあのピカソの「腕を組んで座るサルタンバンク」にまた会いたい気持ちは大きい・・・(「ブリジストン美術館0126」)
開催が6月24日までなので、再度の挑戦がありそう、できれば時間無制限で行きたいなと・・・

ということで、まとめてセザンヌが楽しめる国立新美術館に向かいます。
国立新美術館へ向かう道は以前は六本木交差点まで出て、ミッドタウン前の道を歩きましたが、道を開発しようと交差点手前の小路に入ります。
六本木は大分春に彩られてきています。
土曜日は自宅の塗装の業者との打ち合わせがあるので遠出できないけど、実家の廻りの桜見物に歩いてみよう・・・
自宅は千葉県の内陸部にあって、東京より気温は低めで、春の訪れも、東京より遅い感じで、桜も少し遅れるのが例年の常です。




と、結局、本命でなかったはずだった、セザンヌにすっかりはまって、
六本木の桜も9.5分咲きと言う感じ・・・
桜は日替わりで変わっていき、この週末が東京の見ごろと言うことになるのだと思います。
セザンヌ展を楽しんで、5時15分。のんびりと6時に神田駅まで戻るには丁度いい時間かなと。
また小路を彷徨いつつ六本木駅に戻ります。ビルの谷間から見えるミッドタウン。間近に見るより面白い感じ。




「ミッドタウンへの近道」と標示のある道を覗くと横に延びてしまって、サポートされた桜の樹がありました。
来る時に見かけた麻布迎賓館にライトが付いてゲートが開いていました。
途中銀座線に乗り換えて、余裕で6時前にに着くはずだったのですが、会社からの電話で、地下鉄を降りて途中駅で話をしているうちに、時間が過ぎ、結局ぎりぎりで到着。

会社の人間が予約してくれた神田「新八」で、ペットの話から始まった趣味の話で大盛り上がりの食事を楽しみました。
楽しみにしていた「関サバ」、石川県産の「ノドグロ」など食べ物はそれ程感激がなくて・・・
決してお店をけなすということではなく、普段感じていないけど、敦賀で暮らしていると、自然に魚に対する口の驕りができてくるということがあるのか・・・と