あっふた みっどないと・・

2008年のCross Road Guitar FestibalにJJ.CaleがClaptonと共演した動画で、”After Midnight”と”Call Me Breeze”がセットになっています。

(※”After Midnight”は著作権上の問題と言う理由で削除されてしまいました。代わりに二人の共演の”Call Me Breeze”のみの動画で差し替えました。

本記事の内容は以前の動画に基づいているので文章内容が違ってしまっています。)

JJはEric Clapton が敬愛するアーティストの一人で、Ericが” After Midnight”を世に知らしめ、JJを紹介した形になっているとのこと。

正直いうとレコードヒットした時のEric Claptonの”After Midnight”は余り好きになれませんでした。

彼がアメリカに来て一緒に演っていたDelaney &Bonnieを彷彿させるような「のりつっこみ」の曲調で、ちょっとつらい感じでした。

Ericがリズムに置いていかれてるような感じで・・・って、神様に向かって、なに言ってんだろう。

昨日、最後の2011年の記事をアップして、なにか胸のつかえがおりた感じがして、放っておいたブログ「くまじいノート」の整理を始めました。

削除された動画の代わりを探したり、歌手の公式ホームページを追記したりと・・・

Pentangle”Reflection”の記事を見直していた時に、Pentangleのホームページが見つからないため、Bert Janschの公式サイトを検索しようと思いました。

WikipediaでJanschの項を見ると(1943.11.03~2011.10.05)とかっこが閉じられていてびっくり・・・

昨年、肺ガンで亡くなったのだそうです。自分の音楽の嗜好の一部を確実に占めていた人でした。ご冥福をお祈りいたします。

と言いつつ、この記事はJ.J.Caleをまともに聴いたのがこのブログを始めた後のYouTubeでした、というもので、大分前に書きかけていたものです・・・

J.J.Caleについては名前は知っていても、まともに音を聴いたことがありませんでした。

大分前になりますが、アルバムジャケットを見て、グループ名だと思ってたくらいです・・・今ではお気に入りになりCDも5枚ほど持つようになっています。

正直な話、You Tubeを知ってから、昔名前は知っていても音を聴いたことがなかったアーティストを聴いたり、ヒット曲しか知らなかった歌手やグループの他の曲を知る機会が大きく増えました。

自分は、おそらく、これからしばらくは、一曲一曲をダウンロードするやり方にはなじまないでアルバムCD派のままでいると思います。

アーティストが「アルバム」という概念で作品を構成している限り、そのうちの一曲だけ切りだしてしまうことはしたくないなと。

・・・まあ、ぶっちゃけた話、アナログレコード(最近ビニールディスクというらし)のころからの沁みついた体質として、形としての「ジャケット」が欲しいというところがあって、デジタルデータだけでは満足てきない、というのも事実です。

こう言う人間にとっては、YouTubeで曲を聴き、気に入ると、その曲の入ったアルバムが欲しくなりCD購入数が増えているのですが、世の中の流れは、今、真逆なのでしょう。

J.J.Caleにたどり着いたのはMarc Benno(アルバム″Minnows″はくまの不変のお気に入りなのです)を探していた時だったと思います。

Marc BenoからLeon Russelに繋がり、LeonとJJのスタジオセッションに行き当たり、おっ、これは、と惹かれました。

やはり、レオン・ラッセルとのスタジオセッションで見つけた”After Midnight”の演奏ぶりですっかり虜になってしまいます。これがレイドバックだ・・・と。(なにがレイドバックだか判っていませんが・・・)

動画を見ているとギターでイントロを演るJJの右手になにか白いものがあります。煙が流れているのでどうも煙草を薬指と中指の股に挟んでギター弾いてる・・・

間奏に入ると一服するので、そうと判ります。

JJの自作自演のビデオで、”After Midnight”が、こんなにゆったりした、良い曲だったんだって・・・まあJJの色んな曲を多くのアーティストが採り上げていますが、だいたいがJJの演奏がいいなと思ってしまいます。

最近のファンのくせに生意気ですが・・・

冒頭のJJとEricのコラボの「After Midnaight」では、1938年生まれのJJは、自分より10歳も年上ですから、腰は曲がり、唄う時にはスツールに腰掛けちゃいます。

イントロでは立ったまま、演奏していて、Ericと向き合って、演奏していますが、最初のボーカルを「Eric行け!」とJJがEricに無茶振りします。

当然、敬愛して止まないJJの出番と、サポートに徹するつもりだったEricが「ウソ!!ダメダメ、勘弁して、JJ。」と・・・Eric Claptonのお人柄が、偲ばれて面白いのです。

J.J.Caleの曲で、下記の演奏のようにオリジナル以外でもいいなと思うものもあります・・・

Maria Muldaur”Cajun Moon” Live
Lynyrd Skynyrd”I Got The Same Old Blues”
【参照】
J.J.Cale公式サイト
Marc Benno公式サイト


【閑話休題】

・肝心のJJが2013年7月26日に逝ってしまいました・・・享年73歳という報道がありましたが、74歳が正しいのでしょうか?心臓発作が死因とのこと。あまりにも寂しいです・・・

・Delaney Blamlettも4年も前に亡くなっていました。1939.7.1 – 2008.12.27

・Marc Bennoのファーストソロアルバム”Marc Benno”はレアものの部類に入るようで、Amazonで3,800円出して購入しました。

CDのレア化はどんどん進んでいくのでしょう。何を探している時か忘れましたが、CDで4〜5,000円するものが iTuneでアルバム全体が1,000円程度で購入できるのを知り、ちょっと考え込んでしまったことを思い出しました。

えらそうにCD派と広言しましたが、徐々に自分の自由になるお小遣いも減っていくだろうし、ジャケットへのこだわりを捨てて、ダウンロード派に転向する時が確実に来るのかもしれません。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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