野坂山1210

正月に体調を崩し、土日はひきこもり状態、それでも仕事のために、三連休は会社に行ったりして写真整理も進まない日が続き・・・

なにも出来ないうちに1月が終わろうとしていると、本格的な寒波襲来で、敦賀の街の至る所に除雪の山が聳えたっています。

「野坂岳一人旅」さんのブログを見ると、今(2月4日現在)の野坂山は恐ろしいほどの雪の量で、とても素人が行ける状況じゃなさそうです。

と、言い訳からはじまりますが、今回の12月10日の野坂山で、昨年の写真の整理がようやく終わります。

二の岳の北面の樹は霧氷の花満開。

今の野坂山の雪の状況からはお恥ずかしいのですが、それでも霧氷の美しさは十分堪能しました。

ただ・・・なんとも、時間が立ち過ぎて記憶がよみがえってこないので、かなりはしょった山紀行になります。


体調も2月に入り大分回復しましたし、これからは写真を余り溜めないでライブ感のある記事を書いて行こうかと・・・

と言うと、嘘になりそうだから、せめて2週間くらいのタイムラグで整理していきたい・・・

12月9日、敦賀短大のクリスマスコンサートの翌日、街中は雪がありませんが、野坂はうっすら白くなっています。

駐車場のところでいつも声を交わすオバサン・・・2年前に一の岳で撤退しようと座り込んでいて元気づけてくれたオバサンで、その後、「カメラの人」として記憶に残していただいているようです。

登り始めは一緒だったのに自分が三の岳を登っている時にもう下ってこられていました。

登山口から杉林を抜けて沢道になるとうっすら雪化粧になります。葉をすっかりおとしたコブシの樹が春を待ち焦がれている感じ・・・

宮本さん、「野坂岳一人旅」さん、名前を存じ上げないけど、いつもものすごい勢いで登ってるオジサン、と常連さん達がすれ違います。


水場を過ぎるともう雪だらけになります。雨はなさそうですがそれ程天気はよくなくて、白山は望むべくもありません。

ひたすら登って、一の岳を過ぎると二の岳の側面の樹々に霧氷の花が満開で真っ白です。これはあそこまでたどり着ければ・・・

二の岳からは霧氷の林に夢中になって、脚が進まなくなります。
二の岳から三の岳に向う途中で雲が晴れてきて、霧氷が一段と綺麗になります。

正直いうとこの日600枚を超える写真を撮ってブログに載せる写真を選ぶのに随分苦労しました。

まあ選びがいのある写真がないから、苦労する、と言う面もありますが・・・

自分が好きな写真は青空に霧氷が輝いているもので、まあ同じような写真があると選べずにだらだら並べてしまうことになります。

この青空に形の良い雲が混じるとなおさら良い・・・


また霧氷の着氷した枝ぶりを上手く表現したいと思うのですが、なかなか難しい。

撮っているうちにどこからどこまで切り取るのか、枝ぶりの収まりをどうするかとか訳が判らなくなってきます。

まあ、桜も紅葉もほとんど同じ状態で、一人興奮して空回りして満足しないまま終わります。

整理しているとこう言う写真が欲しかったなとか思い反省する時もありますが、現地ではその反省を忘れてしまいます。

頂上についても避難小屋によることはめったになくなりました。

以前は宮本さんの記録が楽しみて、必ず寄って確認したのですが、今のノートには記帳しなくなってしまったみたいで・・・

白山は雲の中で見えません、よく見ると遠くの伊吹や青葉山らしい山は形が判りそうです。若狭方面のこの山は美浜の雲谷山(787m)です。(と思います。)

よほどの雨か吹雪でなければ頂上で冷たいお茶でオニギリを食べて、30分くらいぼんやりして、身体が冷え切った頃、おもむろに降り始めます。

この写真では判りませんが、西方も野坂と同じような白さでした。

というところでようやく年が明けます。なんか重い荷物が片付いた感じ・・・謹賀新年です・・・

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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