39年目の結婚記念日って、「猫目石婚(キャッツアイ)」に当たるそうな。ちなみに来年が「ルビー婚」なんだと。
結婚記念日の風習はイギリス起源で、もともとは5年(木)、15年(水晶)、25年(銀)、50年(金)、60年(黄金鋼:イェローダイヤモンド)のみであった。
アメリカを経由して広まるにつれ、記念日が増え、今や、1年毎に、その多くは宝石でお祝いするようになり、75回目の結婚記念日「金剛石(ダイヤモンド)」がゴールらしい。
我が家の記念日は、宝石にはご遠慮願い、ちょびっとだけ、贅沢に外食をしようと、途切れることは有りながらも、継続してきています。
時には旅行で代替する場合もありましたが。
宝石と無縁なのは、口に出して了解しあったことではなく、不要であると、自分で勝手に思い込んでいるだけなので、密かに不満が蓄積しているかもしれない。
大体が、婚約指輪すら省略させてもらったし、家計を奥さんに任せっきりで、リッチとは言えない生活経営を押し付ける。
と、女性の喜ぶような形のことをしていない後ろめたさがあります。
かなり、昔に、スィートテンダイヤモンドのTVCMが流れまくっていた。
気にはなりながらも、なにもせず・・・奥さんが、自らに、記念品を買ったからね、との、報告に、済まないと思いつつ、ホッとしてました。
って、何を買ったかというのも明確に覚えて居らず、今更訊けずに・・・
ということで・・・って、ごまかしながら・・・今年は東京タワーのお膝元にある「とうふ屋うかい」で娘夫婦、孫もご一緒にお食事会です。
この店はお婿さんのご両親との顔合わせ時に婿さんが情報収集して、セットしてくれた思い出の店になります。
記念日が同日の二組の夫婦の合同記念日でもあり、ちょうど良かったかもしれません。
東京タワーのキーワードで思い浮かべるイメージとお店の雰囲気はまるっきり違う。
八王子にお店を開いたときのコンセプトをそのまま都心に持ち込んだということなのか、外の雑踏からは想像もつかない、静かな世界が広がっています。
一時期、ミシュランに記載されましたが、2011年からははずされています。
評価員が全員日本人に変わって、外人の日本的雰囲気を評価するプラス点が消えたためではないか、と言う記事がありました。
記載するかどうかの境界をどこに引くのか・・・評価員の苦労も並大抵のものではない気がします。
ちなみに、「うかい」は意味があるのかと思ったけど、創業者のお名前をとったものらしい。
娘夫婦は7年目にあたるのだと・・・気になる演歌の歌詞が頭をよぎりますが、二人の気質の、でっこみ、ひっこみが結構、噛み合ってる感じで、いいコンビなのかなと。
母親の強さ、というのでしょうか、自分が知らなかっただけなのでしょうか、あの大人しいと思っていた娘が、旦那を立てつつ、ちゃんと、主婦やっている・・・
売り物の「あげ田楽」も「豆水とうふ」も美味しくて、鱧の葛叩きがまた絶妙で竹筒のお酒をいただきつつ、大満足でしたが、暑い1日で、参りました。