芦生の森・晩秋

7月に続いての芦生の森トレッキングです。

前回は「由良川の最初の一滴が流れはじめる上谷」を遡上し、杉尾峠に抜けるコースでした。酷暑の陽射しを遮る巨木のブナやトチの木が聳える、原生林のドームの中を歩きました。

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まるで、巨大な自然換気の空調室の中を歩くようで、現実とは思えぬ夢の体験でした。

今回は内杉谷(メタセコイア)コース 内杉谷の林道をバスで峠まで登り、登った林道をゆっくりと下るコースです。

上谷のようなお伽の国を歩くワクワク感はありませんでしたが、晩秋の谷沿いの林道をガイドさんに森の話、動物の話を聞きながら歩くのは楽しい経験でした。

トレッキングのパンフレットにある「秋はレンガ色に輝くメタセコイア並木を堪能できます。」の惹句の通り、行程の終盤には黄金色に燃え上がるメタセコイアのトンネルを通り過ぎます。

今日は20人以上のメンバーが集まったため、ガイドさんは二人ついて、2班に別れて歩くることになります。

バスの中でガイドさんがリピーターの数を問いかけるとなんと16人が経験者とのことで、自分の様に病みつきになる人が多いようです。

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一度来てみると納得ですが、どんどん人が増えていくと、このツアーもだんだん実行が難しくなるのではと心配になります。

 前回、事前に申し込みすれば、個人でも入域できると書きました。

実際には、登山届けを事前にするように、当日、入域申請書を記載して、投函すれば入域できるのだそうです。

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ただし、安全上、単独行は許されず、人数は2人以上で入域することが条件。

どこまで本当か怪しいのですが、ガイドさんによると今までで50人ほど、戻ってこない人がいるのとこと。

他人に迷惑をかけないようにと単独行を旨としているくまさんは失格で、トレッキングの募集に応募するしかありません。

それでも、カメラにかまけて、皆に遅れ、ガイドさんの説明に間に合わず、すんません、も一度教えて下さいなどと十分迷惑はかけていますが。

車は入れないので、入り口にある駐車スペースに置いて、歩いて行く必要があります。

今回、我々のような認可された団体のトレッキングはバスで入域ができ、ゲートから小一時間走ったところまで行って、下ってきたのですが、歩きだけでは行動範囲が制限されることになります。

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夏に行った、上谷は今回のスタート地点から、さらに、森の奥まで30分ほどバスで入ったところから原生林に入りましたので、各コースの中でも別格の原生林ということらしい。

設定されているトレッキングコースは5本あるので、色々試しつつ、それでも、上谷は再度経験してみたいと思っています。

 夏と今回で体力的には十分適応できそうかなと少々ホッとしました。

 

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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