三菱一号館美館へ

11月15日、日比谷図書文化館の古文書講座終了後です。

今日は奥さん遅くなるので、冷蔵庫の料理チンして先に食べててくれと。ならば急ぐ必要も無し、寄道をしてゆっくり帰ります。

三菱一号館美術館で「フィリップス・コレクション展」と言うのをやってたなと。

日比谷図書館の後、時間に余裕があるときには、東京駅まで歩いています。

ツワブキ

コースはその都度、気まぐれに変化しますが、日比谷公園の中を抜けて、心字池の鳥さんと戯れて、最後は三菱一号館の中庭を通り抜けて帰るコースが一番多い様な気がします。

11月29日の写真を使用しました。

日比谷公園はいまツワブキがあちこちで黄色に輝いています。この間、肥後細川庭園で始めて気がついて、色々歩いていると、あちこちで咲いてるもんだと。

11月29日の写真を使用しました。

自分の家の近所にも結構咲いていることに、気がつきました。

心字池では池の中に脚立を立てて、庭師さん達が作業中で、何時も見かけるアオサギとコサギは姿が見えませんでした。

11月29日の写真を使用しました。

心字池に鳥さんを捜しつつ、池の縁を廻って行くのが常でしたが、今日は池から少し離れて歩きます。

おしゃれな雰囲気の洋館があり、「Felice Garden Hibiya 」と看板があります。帰ってから調べたら、結婚式場なんだと。

フェリーチェガーデン日比谷はもともと日比谷公園の管理事務所だった建物を、借り受けて結婚式場を経営しているのだそうです。

建物の説明は入り口の立札に下記の記載がありました。

日比谷公園は、1903年(明治36年)に「日本初の西欧式公園」として開園、フェリーチェの使用している建物は、公園の管理事務所として1910年(明治43年)11月に竣工された。

管理事務所は東京市の技師、福田重義の設計によるもので、ドイツのバンガローをイメージしたものである。

内装は一部、1976年(昭和51年)に公園資料館として改造されているが、1990年、東京都指定有形文化財に指定された。

老朽化して、閉館されていた建物をフェリーチェガーデン運営会社が借り受け、改造したうえで、2006年に結婚式場として開場したということです。

建物の特徴が活かされて、利用者達も喜ぶ、幸せな建物の保存方法のケースの様な気がします。

今一盛り上がりを感じないラグビーワールドカップ

安室ちゃん引退直前には丸の内は安室ちゃんの姿でみたされていましたが、今はラグビーワールドカップに替わっていました。

もう来年なんだ・・・あまり盛り上がっていないような気がするけど、大丈夫なんだろうか。平尾さんが生きていたら、違った展開になったのだろうか・・・

三菱一号館美術館のことは以前に何回も書いているのですが、開館第1回目の「マネとモダン・パリ展」で、企画の面白さと、画家マネへの興味で「絵」に、より惹かれるきっかけとなった美術館で、罪深い?美術館の一つです。

「マネとモダンパリ展」はパリの大改造による近代化と、マネと彼の周辺にいて、「印象派」として括られる画家達の活動を対比させた展示で、勉強になりました。

モネやルノアール等の若い画家達が旧来のサロンから脱皮しようとする姿が、時を前後した日本で、若き志士達が新しい世界を求めて、活動していた幕末期と重なって見えて、より面白く感じたのです。

ポスターのモデルになったベルト・モリゾや、メアリー・カサット等の女性の画家達も新鮮でした。

ピエール・ボナール「犬を抱く女」1922年(レプリカ)

一号館美術館の今までの展覧会のリストが公式サイトの展覧会のスケジュールで確認できます。

スケジュールを改めて追ってみると、マネ展の後に、下記の展覧会を鑑賞させていただいています。

「カンディンスキーと青騎士」、「トゥールーズ・ロートレック」、「奇跡のクラークコレクション」、「ナショナル・ギャラリー」、「オルセーのナビ派」、「ルドンの秘密の花園」そして今回の「フィリップス・コレクション」というところです。

レプリカ展示コーナー

初めて知ったクラーク・コレクション、絶対無理、と思い込んでいたカンディンスキーに心が動いたりと、それぞれの展覧会が自分なりに勉強になりました。

まあ、無知なるが故に、勉強できる幅が広いということはありますが・・・今回も恥ずかしながら、フィリップス・コレクションのことは初めて知りました。

レプリカ展示場では美術館の屋根裏が一部透けて見える。

フィリップス・コレクションはダンカン・フィリップスのコレクションを基にした私立美術館であり、1921年にワシントンDCに創建された。

MOMA(1939年)に先がけて、ヨーロッパの近代美術をアメリカに紹介した。

MSS-miniカード

創立者ダンカン・フィリップスは一時期MOMAの理事も務めていた。

ボナールを認め、支援者となり、アメリカ有数のコレクションを保有し、アメリカに紹介したことなどなど。

幅広い画家達のコレクションにも驚きました。

MSS-miniカード

美術館に着いて、入り口のところに、「三菱一号館美術館サポーター制度(MSS)の貼り紙がありました。

MSS会員(年間7500円)になると1年間有効で、当人と同伴者1名は何度でも、無料で入館できる。

さらに、1展覧会に1回、休館日を利用したサポーターのみの貸切鑑賞会が開催され、これも無料で入館できる。

さらに、出光美術館、三井記念美術館、森美術館、東京ステーションギャラリーなど提携施設が割り引きで入場できる特典があるとのこと。

mini会員というのもあり、こちらは年会費4000円で、当人しか利用できないけど、同伴者は500円の割引があるのだと。

今日の入場料1700円を考えると、ほぼ2回で元が取れる・・これはお得かもしれない。

古文書で日比谷へはもう少し通うつもりなので、利用価値はありそうだと、mini会員に登録してしまいました。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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