ボストン美術館展

ゴールデンウィークは5月1日から5日まで完全休養。

とうとう我が家に登場した液晶テレビ見ながら昼間はうつらうつら、夜は夕食の酒でぐっすり寝てしまい、夜中の2時頃布団にもぐり込む生活。よくまあ寝れること・・・

ヨハネス・エリスン師 レンブラント
ヨハネス・エリスン師 レンブラント

それでも、プリンタ等の購入検討のお手伝いにヤマダ電機に何回か足を運びました。って、適当に言いたいこと言って、一人でデジカメコーナーで遊んでいた感じですが。

見ている前で、パナソニックGF-1が売れていきます。オリンパスペンライトと共に若者の売れ筋みたいです。持ち運び考えたら、マイクロだけど・・・色々触って悩みまくります。

その他は草取りも免除されて寝ていましたが、5月3日は『ボストン美術館展』見に六本木ヒルズに唯一のお出かけに。

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六本木ヒルズ森美術館

考えてみると六本木ヒルズは初めてです。六本木自体もあまり縁がなくて・・・会社が契約していた厚生施設があって、そこで大学の同窓会を2年ほど連続開催して以来の様な気がします。

六本木ヒルズ
六本木ヒルズ

敦賀に来る前だから、もうずいぶん前になります。大学の同窓会も地方に帰る人間のこと考えて、六本木よりも東京駅近辺で開かれる様になっています。タイミングが合わずに最近は顔を出せないでいますが・・・

六本木ヒルズ
六本木ヒルズ

六本木ヒルズはIT長者やセレブの集まる所という印象があり、子供が回転ドアに挟まれて命を落としたという事件の時に、なんとなく豪華ホテルの様な広いエントランスを想像していました。

六本木ヒルズ
六本木ヒルズ

実際には少々雑然としてしているイメージで、どことなく東京タワーに似た雰囲気?老いも若きも押し寄せる東京名所と言う感じです。

六本木ヒルズ
六本木ヒルズ

会場の森アーツセンターギャラリーは52階ということですが、エレベーターのエントランスから既に大行列です。なんか・・・スペースマウンテンの行列の乗りです。

六本木ヒルズボストン美術館
六本木ヒルズボストン美術館

並んでいると奥さんが後ろの人に挨拶しています。なんと同じ団地の裏の通りのご夫妻だとか・・・近所付き合いの薄い「くま」は言われるままに頭を下げます。

周囲の家のご主人は1年、2年の違いはありますが、ほぼ「あらかん」世代です。

六本木ヒルズボストン美術館
六本木ヒルズボストン美術館

連休後に判ったのですが、同じ職場の方も奥さんと5月3日に行っていたそうで笑ってしまいました。

エレベーターで登ってもまたチケットの購入で大行列。展望台と森美術館込のチケットを購入します。薄暗いフロアで並んでいるとますますディズニーランドです。

アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユと子供 モネ 絵ハガキ
アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユと子供 モネ 絵ハガキ

奥さんが並んでいる間に入り口の写真を撮ろうと思って係員に確認すると、このフロアでの撮影はご遠慮願っていますとの返事でした。

オーヴェールの家々 ゴッホ
オーヴェールの家々 ゴッホ「ボストン美術館展」朝日新聞社

入ってからも押し合いで絵の前に立つのは、初詣の成田山の賽銭箱前と同じような状態です。「こちらは空いています。」等の係員の案内は京都の『ルーブル展』の「立ち止まらないでくださーい」を思い出します。

音楽の授業 マネ 絵ハガキ
音楽の授業 マネ 絵ハガキ

そう言えばこの『ボストン美術館展』は7月から京都美術館で開催されるそうです。

今回の目玉の一つが冒頭のレンブラントの全身大の夫婦の肖像画とのことです。

圧倒的な質感が迫ってきます。

田舎の競馬場にて ドガ
田舎の競馬場にて ドガ 朝日新聞社

ただし、高校時代にならった「光の画家」の陰影が自分の心の影に合うような共感があった記憶がありますが、この絵はそういう共感からはちょっと離れた所にある様な気がしました。うまく言えません。

肖像画では風景画のイメージしかなかったコローの絵が面白かったです。(絵ハガキ)

目玉のもう一つであるモネの風景画を集めた部屋は、人混みもすごかったですが、見応えがありました。(絵ハガキ)

日本人は印象派好きと言われますが、まさに自分はその典型なのだと思います。シスレーもピサロも満喫しました。(絵ハガキ)

印象派が好きといっても、ゴッホ、ユトリロ、ビュッフェなど誰でも好きなので、単に、有名どころが好きと言うだけで、印象派に有名な人が多いということの様な気もします。

サン=マメス朝 シスレー
サン=マメス朝 シスレー

また、目の前で観ると軒並み好きになってしまうという面も否めません。

雪に映える日 ピサロ
雪に映える日 ピサロ

絵のカテゴリーの中で、面白かったのは17世紀のオランダの室内を描いた絵を集めた「オランダの室内」というコーナー。建物の室内に射す陽の光を表現した絵に興味を惹かれました。

アムステルダムの新教会内部 デ・ウィッテ
アムステルダムの新教会内部 デ・ウィッテ

ボストンは歴史を感じさせる街で、行ってみたい都市の一つです。

今回の展覧会でますますその気持ちが強くなりました。

ボストン美術館(Museun Of Fine Art, Boston , MFA)は1876年に民間の手により開館し、徐々に拡大していったのだそうです。

ボストン美術館
ボストン美術館

現在、MFAは10年の期間をかけて設計検討が行われ、2008年から今年の11月まで改築(増築)工事が行われているとのことです。

鑑賞終了後、いつものように出口で絵ハガキを買いますが調子に乗って11枚も。さらにB5版の絵を2枚購入。絵は額縁に入れて飾ってみようと思っています。

ボストン美術館
ボストン美術館

その後に行った森美術館「六本木クロッシング2010:芸術は可能か?」は自分にはついていけない世界でした。

追記:金沢を歩いた時の東別院東山蓮如堂の思い出のコメントをいただきました。もうすぐ一年になりますが、見るもの見るものが楽しかった思い出です。またのんびり歩いてみようと思います。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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