金沢に行こうって・・・朝から行こう、行こうって、結局敦賀駅に着いたのは10時半過ぎ。
次の特急は1時間後です。各駅で行っても福井で同じ特急に乗り換えるので変わらないとのこと・・・

改めて緻密で計画的な自分の性格にほれ直して・・・喫茶店でコーヒーでもと思いつつ、せっかくの休日なのにお茶かよって、悪魔のささやきが・・この糖尿グマが!!

どうしようかなと駅前をぶらぶらしていると「石亭」に暖簾がかかっています。
ついふらっと、というより無理矢理角を曲がってお店に・・・ビールはお腹が膨れるからお銚子を一本だけね。
うーん、肴は、お薦めのアラ煮でお願い。サービスの良い盛り方に、ついお銚子をもう一本・・・
この糖尿グマが!!
そういえば、石亭は親父が倒れて、焼き鯖もやらなくなったって聞いたけど、親父元気そう。

訊くと、一時倒れて、もう、店やめようと思ってたんだけど、手伝いのオバサンが頑張ってくれて・・・
でもそのオバサンが今度たおれちゃって・・ってな話を聞きながら時間待ちを。
そうか、前にいたおばさんは奥さんじゃなかったんだ・・・
ハングルのテレビが流れていて、親父さん、時々遊びに行くので勉強中なのだと。
字幕見ないでも少しはわかるらしい。独身だから好き勝手してるんだよって、インド行った話もでてきたし、色んなとこ行ってるみたい。

もうすぐで鯖が焼けるよ、という優しいお誘いを丁重にお断りして、良い気持ちで3番線ホームに・・・座ったとたんに金沢という感じでした。
金沢は、加賀百万石祭りに併せてツーデーウォークが計画されており、ウォーク参加と兼六園のライトアップ目当てに来ました。
兼六園ライトアップのスケジュールは下記で確認できます。秋にも冬にも計画があるようです。ライトアップ好きな人はそんなにいないのかも知れないけど・・・

ウォークは明日日曜日に武家屋敷、西茶屋から兼六園に向かうコースなので、今日はフリーに主計町、東茶屋経由で最終目的地は卯辰山と決めていましたが、まあ途中経路は気の向くままで行こうかと。
時代行列はお決まりの俳優さんが出てくるようです。今年は前田利家が永島敏行、お松の方が熊谷真美とのこと。
今一、興味がわかないので行列の通る大通りは避けて、目的に向かって歩いていると、公園で真赤な幌武者の稽古に遭遇。
どうも大将の号令で10騎程度が疾走するようです。市街地で走る姿は勇壮だろうなあと、ちょっと興味が・・
馬のことは全くわからないのですが、他の人の馬は脚がすらっとしていて、競馬にでてくるような馬ですが、2頭の馬は脚が太くて、農耕馬みたいな感じです。
サラブレッドなどの競走馬は造られた馬ということを聞いたことがありまので、脚の太い馬ががもともとの日本の馬なんだろうな、と思って見ていました。
さらに歩き続けて、行列のための交通規制にでているお巡りさんに現在地の確認をして、ふと見上げると、なにやら老舗が。明治8年創業のすき焼き屋さんでした。
その角を其がった道が感じよさそうなので歩いてみると真宗大谷派金沢別院という大きな寺院があり、通りには仏具屋さんや法衣屋さんが軒を連ねていました。
法衣屋さんというのは今まであまり記憶にありません。
お寺の前に在ったお食事処です。魅力的な店構えと看板が多い街です・・・

抜けて大通りにでると行列待ちの人垣が見えました。
最初は音楽隊がバトントワラーに伴われてきます。
なかには可愛い娘も居て、思わず立ち去りがたくしばらく眺めていることに・・・・








音楽とバトンが終わると見慣れぬ獅子舞がやってきます。








ついでに出陣式の踊りを終えて、見物していたたオネエサン達に声をかけて一枚。

「あ~ら~いやだ~オネエサンって歳じゃないわよ」って、恥ずかしそうにポーズでした。こっちが照れるっていうの・・・
ミス百万石まつりとどっちが輝いているでしょう・・・

そろそろ街歩きに行こうかなと、隣に居たおじさん(って自分より若そうでしたが・・)に「なかなか武者がこないですねえ」と聞くと「まだまだですよ。
次に鳶の梯子乗りがあって、これが見物なんですよ。」って聞かなければよかったのに・・言われたからには鳶が終わるまで移動できなくなりました。


おじさん、このお祭りに感激して、なんと福井市から3年連続見に来てて、鳶の見物にはここが一番と陣取っていたのだとか。


確かに目の前で梯子乗りが始まりました。
「そんなに緊張すんなや。」「そんなこと言ったって・・登んのはおれなんだから・・」
「エイさっ!! どうだい、やったぜ!!」
「わかったから、そろそろ終わりにしようよ・・・」
以上のセリフは、筆者の創作で事実とは異なりす。
50mくらい先の武蔵ヶ辻がイベントのメイン会場なので通り過ぎたグループがあちらで並んで演技をしている様子で、大きな歓声が聞こえてきます。
「うーん、あっちの方が良かったか」っておじさん、経験値が十分でない様子でした。

ようやく梯子乗りも終り、開放されてあるきだしました。もう4時近くです。
朝から話をはじめてしまって、疲れたので続くです。
ちなみに金沢百万石まつりは、加賀藩祖・前田利家公が、金沢に入城し、金沢の礎を築いたことにちなんで開催されています。
利家公入城が、6月14日で、もともと14日に行われていたものが、最近6月の第2土日曜日に変更されたのだそうです。
次の日に訪れた前田家の菩提寺である尾山神社のお祭に合わせて、金沢市祭として行われてきた奉祝行事が基になり、だんだん今のように大規模になってきたとのことでした。