野坂山 0705

昨日も飲みすぎて・・伊吹山行きのつもりが野坂に変更。こんなのばっかりです。
涼しいうちにと思いながら結局アパート出発は7時。

登り始めると最初にお会いしたのはいつもの宮本さんではなく、ランナー姿の人が一人、二人と下って行き、ようやく宮本さんが下りてこられました。

避難小屋の山楽ノートの宮本さんの記述は最近どんどん過激になり、野坂から下りた後にどこかの山に登る頻度が多くなっているような気がします。

 

アジサイ

前にお聞きしたら、7時、8時に野坂から下りてきて、それから一日が始まるんだよというような主旨のお話をされていました。お歳は正確には知らないのですが、70歳を過ぎておられると聞いたことがあります。

体力もすごいけど、気持ちの持ち方がぶれないお方という気がします。優しそうな外見からは想像できない鉄の精神の持ち主です。振れ幅の大きい太郎さんに見習って欲しい・・

登り始めは夜叉が池と同じく、アジサイが綺麗です。

アジサイ

水場までの沢沿いの林をおおがかりな間伐をした様です。関東の林は荒れ放題で、こんなに手入れがされている林は少ない様な気がします。

林が死にかけると危機感から、子孫を残そうと、花を沢山つけるという話を聞きました。

徹夜明けの疲れマラも一緒だとか・・・・最近、どんどん下ネタに移行しつつあるような・・・

アジサイ

こちらでは、これだけ整備された林に接していても花粉症になる人が多いようです。関東に来たら立ち直れないほどの重症になるに違いありません。

くまじいはなぜか今のところ花粉症には縁がありません。

間伐と同時に登山道の雑草刈りが行われたみたいです。カタバミの葉っぱがかろうじて雑草刈りから逃げおおせた様でした。

杉林

登山道を歩くには雑草刈りは不可欠なのでかもしれません。

ただ、刈られる方になってみると・・・一の岳にササユリが頭を垂れていました。見ると茎が途中で折れており、雑草刈りで折れたようでした。

水場を過ぎると肩にGPSをつけたSa さんが珍しく女性二人をひきつれて下りてきました。

杉林

Saさんは会社は異なるのですが同じ職場で働いており、職場でも時々お会いします。

「暑くなるから5時頃から登ってたんだよ」って。自分も昨日飲まなければそうしたかった・・・

確かにえらく暑くなってきました。一の岳で可哀そうなササユリの近くにウツボグサと木イチゴがありました。

杉林

 

写真を撮っていると「野坂一人旅」の「穂高」さんとご一緒に降りてきた方が、「くまじい」を見て、「よく登っている人だね。」って声をかけてくれます。

頂上でお会いした方にお聞きして、もう一人の方は、お客さんの一人であるSi さんのお兄さんだということが分かりました。

弟さんは本社に転勤されましたが、ノートにお名前を見るので土日には登られているようです。

折れたササユリ

「穂高」さんにはブログを楽しませていただいていますとご挨拶を・・・

今は「野坂一人旅」が野坂で観た花の先生にさせていただいています。タマミズキもナツツバキと言うのも教えていただきました。

タマミズキ
ナツツバキ

それでも分からない花もあります。

暑さに参ったのか昨日の酒が効いてきたか、一の岳を過ぎると足が重くなってきます。外人が1人、日本人が1人と追い抜いていきます。

三の岳を登るころ外人がもう帰るところに出会います。

なにやら叫んでいましたがよく分かりませんでした。両腕を前に突き出して「くまじい」に頑張れ、ファイト!っという感じでどなっています。

ウツボグサ

やはり頂上で「もんじゅ」に来ているフランス人だとうことを教えていただきました。フランス語で叫んでたのかな?そうでもなさそうだったけど。

三の岳を越えて、最後の登りにかかっているとやはり抜いてった日本人が降りてきて「もうすぐですよ」って・・・二人に励まされるということは、よほどへばった顔をしていたのだと思います。

途中にヤマボウシが赤、白咲いていました。

木イチゴ

頂上に到達。天気はいいのですが、ガスがかかっててなにも見えません。

後から人の良さそうなおじさんが一眼レフぶら下げて一人で登ってきました。「いやあ久し振りだと疲れるね」って話かけてきます。「暑くて参りますね」とくまじい。

おじさん雲が多くて残念そうだったけど、それでも楽しそうに写真を撮りまくっています。

紅ヤマボウシ

常連が3人程登ってきます。そのうちの一人のTさんがくまじいの関東NO.の自動車を覚えていて、駐車場で来てるなと思ったのでしょう。

頂上にくるなり「やっぱりいたな、くまじい。」と言う感じで話しかけてきます。

人の良さそうなおじさんにも話しかけて、そのおじさんが定食屋「中西」の親父さんだということが分かりました。

紅ヤマボウシ

いつも無愛想に店の奥で仕事している親父さんしか見てなかったのでにこやかに話しかけてきたオジサンとはかけ離れていて気がつきませんでした。

「仕事中は気が散るからしゃべらないんだよ」とのこと。

「時々土曜日に昼飯食べに行ってます」
「見かける顔だと思ってた」と親父さん。聞くとくまじいと同い歳のようでした。

ヤマボウシ

それにしても、土日しか野坂に来ないのに顔を覚えてくれる常連の人も居て、話をせずとも、すれ違って、お顔を拝見するのも楽しみです。
宮本さんをはじめとしてほとんど毎日登られている常連の方には頭が下がります。

頂上でのんびりお話していると、いつもだと次々と人がくるのですが今日は、なかなか後続が到着しません。先週の夜叉が池に比べると今日の野坂の人口はえらく少ないようです。

暑くなるともっと森の深いところとか標高の高いところに行く人が多くなり、野坂は敬遠されるのかもしれません。

ヤマボウシ

一緒に下りましょうというお誘いを丁重にお断りし、膝をかばいながら写真を撮りつつ、ゆっくりと時間をかけて下山します。すれ違って登って行った人たちが駆けるように下りてきて抜いていきます。下りに走れる人がうらやましい。

昨年白山で帰りのバスの時間が気になり、ちょっと無理して下りて、そのあと膝が痛くなり、2か月程山に登れませんでした。2度と無理はしないことに決めました。

藪の中でガサガサ音がするので覗きこむとウサギが葉っぱを食べているところでした。

熊笹の枝が邪魔して写真がとれません。ようやく撮った写真が下記です。よくわからない写真ですが、クリックしてを写真を大きくしてみるとウサギの目とお背中が写っています。

藪の中のウサギ

アパートに到着後、「越の湯」に歩いて行き、マッサージを頼もうとしたらだいぶ先まで予約が埋まっていたので断念。

露天風呂につかりながらテレビ見てたら、猛烈に眠くなり、風呂から上がってタイルの上にぐっすり寝てしまいます。先週の花はすの時と同様、前も隠さずに・・・周りの人はぎょっとしたのではないでしょうか?

風呂からでるとそろそろ5時です。GEOで中古CDを冷やかして、DIDOを見つけてゲット。

グループ名だと思っていたら、今度のジャケットは1人しか写っていないので、どうもボーカルの女性の名前の様です。DIDOの音楽はフォークから入った人間にはよくわかる世界のような気がします。

Dido

・・・自分の最大の勘違いはジャミロクワイを女性ボーカリストと決め込んでいたことです。ジャケットに写真がないのと声を聴いて、完全に女性だと思い込んでいました。自分の範疇ではいまだに黒人女性に分類されています。

今まで3枚持っていましたがイラストのジャケットではわからず、4枚目をゲットした時のCDジャケットに男が写っていて、悩んだ挙句、帰郷したときに娘におそるおそる聞いて判明。

おまけに奥さんにまで「あれはグループの名前なのよ」とバカにされました。

GEOをでて、最近日曜営業を始めた「一」に。日曜はなるべく自分でお料理する日ときめているのですが、時々、寂しくなり、話相手を求めて外にでてしまいます。

最近は「霧島」が多かったのですが、「一」の方が近そうです。

とりあえずの「生」の後、キープの「五代」で水割りを。肴は「はもの湯引き」、「太刀魚の塩焼き」、「ダシまき」。

店をでたのが7時。帰ってそのままバタンで朝を迎えました。いやあよく寝たこと・・・それでも翌日会社では眠くてしょうがありませんでした。

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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