9日の敦賀国際。まあ相変わらず不調のゴルフをしながら、久し振りにバーディが出て、やはりおれは天才なんだと思いなおしつつ、周囲を見るとハナミズキの花が盛りを過ぎて、タニウツギが満開でした。
次の日、ゴルフの翌日でさすがにアパートから歩く気にならず、キャンプ場まで車で・・野坂の沢のタニウツギはまだツボミでした。

朝、支度をしながら見ていたテレビで薬草の見わけ方というのをやっていて、二輪草とトリカブトの葉の相違を説明していました。
トリカブトは葉が連なっているのに対し、二輪草の葉は形が似ているけど三つにわかれているとのこと・・
トリカブトの花は思い浮かびましたが葉は覚えていないので違いがわかりませんでした。
トリカブト トリカブト
水場に到達して栃の木地蔵の上に生えているトリカブトの株を見ると、言われてみると確かに葉の根元のところがつながっているようです。
それより大きさがずいぶん全く違うので分かりそうな感じがしましたが・・ 去年撮った写真ですが・・・
水場で気がついたのですが、最近、敦賀の名水と書いてある札が見当たらないなと。よくみると裏返しになって傍の石にひっかかっていました。

取り外して表返しにして汚れを洗い流しました。うーん、いい事をした後は気持ちがいい。
すれ違った宮本さんに伊吹山の花のことを聞いたら「ぼちぼち咲き始めているかな?まだバスが通っていないから登山者だけで気持ちがいいよ」とのこと。
ますます行ってみたくなりました。

前回に載せたミズキがあったと思ったら花の形が少し丸っこくて違う花の気がします。再度確認するとミヤマガマズミに近いみたいです。
白い花シリーズを続けます。

降りる途中に沢の向こうに白い花が・・望遠でガクの形を見るとムシカリと形が違い、ガクウツギが近いようです。
電池切れで撮れなかったウワミズザクラを見たあと、森の奥深くに高木の白い花を見つけました。名前がわかりません。
ウワミズザクラ ウワミズザクラ
花は本当に気の遠くなるほど種類がいろいろあって・・・

今毎日の仕事場への道すがら、桐の花とタニウツギが目を休めてくれますがさらに馬酔木のような花をつける高木があり、毎日なんだろな?なんだろな?と思いつつ通っています。ネットで調べてもどうしてもわかりません。
下の写真は野坂で去年も見つけていた可愛い小さい花ですがこれも名前がわかりません。

6日にほとんど葉だけだったフタバアオイが大きな花を付けていました。

入口のコブシの葉が青く輝いているのを、写真に収めた時に、今回は緑が主役だなと思っていました。

中間点を過ぎて、ふと前方をみると、朝日を受けて、常緑樹の緑と若い葉との淡い色の葉の織りなす、匂い立つような情景に・・・木の幹を輝かせる陽がキラキラと蠢き、声を出したくなるほどです。

この感激は、自分の稚拙な写真技術では悔しいかな、切り取ることができません。自分の好きなシスレー、モネの印象派の絵に見られる、点描によって森やそこにたたずむ人たちが光輝く様がまさにこれなんだと思います。ちょっと格好つけすぎですが・・

写真の技術を上げ、シスレー達がキャンバスに自分の思いを表わすように、自分の見た情景を切取れるようになりたいと思います。
頂上付近の桜のなごりでサクランボ予備軍を見つけました。
歳のせいなのでしょうか季節の移ろいが妙に気になります。若い頃、母が好きだった花など一切興味がなかった自分が必至に花の写真を撮っています。

若い頃は写真など邪魔だ、自分の目で観察することが一番だなどと行って記録することをしなかった自分も思い出します。写真狂いだった父への反発があったのかと思います。
今あの世で、父と母が苦笑しながら自分を見ているような気がします・・・