近江八景の「三井の晩鐘」で有名な三井寺は、前から一度行きたいと考えていましたが、素通りして京都まで行ってしまうことが多く、なかなか実現しませんでした。
桜で有名というのは最近知ったのですが、それなら桜の名所をセットで行ってみようと思い立ちました。
ちなみに近江八景とは・・・
①三井晩鐘
②粟津晴嵐
③瀬田夕照
④石山秋月
⑤矢橋帰帆
⑥唐崎夜雨
⑦堅田落雁
⑧比良暮雪
だそうです。近江八景制覇も目標の一つになりそうです。
あちこちで桜がテレビで紹介され、季節が通り過ぎていく焦りのなか、期末の残作業も峠を越え、なんとか桜を見に行くチャンスが到来。
と言いつつ、しっかり市民ゴルフ大会参加してましたが。あんなスコア出すなら、来年からは桜に専念しようかしら・・・
三井寺から石山寺を経て、彦根城へ東上する桜のハシゴ計画を建てました。
彦根城も行かねばと思いつつ、いつでも行ける、でも人が多そうだと敬遠してなかなか行かなかったところです。
朝9時頃ともかく三井寺を目指して、出発。新疋田駅を過ぎたころに道路際の林の中に桜を発見。写真を・・
ナビにとんでもない所に誘導されて、焦りながら近所の人に道を聞きつつ、ようやく三井寺に到着。
駐車場の桜は少し盛りを過ぎた感じでした。駐車場のおっちゃんに訊くと、「まあ3日前が盛りだったね」とのこと。
「三井寺」は通称で円城寺が正式ということです。延暦寺で修業した智証大師が開いた天台宗のお寺。
金堂は国宝になっています。つい最近葺き替えたばかりという金堂の屋根はシャープで美しいカーブを描いていました。
中に入ると秘宝、仏像の多くは現在福岡で開催されている「三井寺展」にご出張中とのことでした。
金堂を含めて国宝が10もあるという三井寺の中で、なんの指定も受けていない「大日如来像」がおられました。
三井寺展にお呼びがかからなかったのだと思いますが、ひっそりと穏やかなお顔をされており、落ち着いた気持ちにさせてくれる仏像でした。
しばらく佇んで拝観、大日如来の絵葉書を買って、おられなかった他の仏様を拝みにまた来なければなと思いつつ金堂を後に。
「三井の晩鐘」を300円出して、音を確認、さあいよいよと歩き出すと、もう全山桜だらけ、多少葉が出始めているものもありますがもう気になりません。
興奮、興奮で写真撮りまくりでした。
お能の観月舞台のところまで登ると、半袖で歩いているのにもかかわらず汗だらけ。
でも桜に包まれながら琵琶湖を眺めているとそよそよと吹く風が涼しく、心地よいひと時でした。
茶店で葛きりを御馳走になり、石山寺への道を聞くと親切に地図まで書いていただき、すぐ下に「疎水」があり、そこの桜もきれいだから見ていきなさいと、疎水への降り方まで教えていただきました。
三井寺、石山寺、彦根城を各1時間ずつで回り切る予定が最初の三井寺で3時間使ってしまい、結局石山寺までで断念することになりました。
石山寺の途中でデジカメの1GB(1000万画素で200枚程度)のメディアを使い切ってしまったこともあります。SDステレオを持って行けばSDカードを流用できたのですが・・
京都の紅葉を見に行ったときにお、東福寺でメディア使い切り、醍醐寺にたどりついた時には使い捨てカメラを使用するはめになったことを思い出しました。
敦賀に帰って即8GB のSDHCを購入、6千円弱だったけどこれで1600枚まで撮れます。(8GBが6千円!!驚きの値段だったんだ…2018.3.8)
長くなってきたので石山寺の桜は次回に。