木の芽古道2

リーフレットの簡単な記載ではどこが始点で駐車場はどこかだのが判りませんが、とりあえず陣屋跡を目指していきます。

葉原で寄り道して新保に着くと、停留場付属のロータリーにバスが停車しています。

陣屋跡
陣屋跡

「陣屋跡はどこですか?」とバスの運転手さんに尋ねます。

「陣屋はもう少し上に行った右手にあるよ。駐車場はどうかなあ?だめだったら、このロータリーのところに止めておいていいよ。そうかあ、朝のバスに乗るはずだったの・・・一人お客さんを逃がしたね。」

と、愚痴をこぼす「くま」に優しい運転手さんでした。

陣屋跡説明
陣屋跡説明

ともかく陣屋脇の空き地に車を止めて歩きだします。

前に新保は来ていますが、車で通り過ぎただけで村の中は分かりませんでした。坂に沿ってできている村という記憶がありましたが、今回歩いてみるとそれほどキツイ坂ではありませんでした。

坂の村・新保.
坂の村・新保.

敦賀の中では豪雪地になるみたいで、前に、新保ご出身の方が、雪降ろしに実家に帰ると言われていた事を思い出します。

タンポポ
タンポポ

ご夫婦が苗の束を田んぼに投げています。今頃田植え?と思ったら、5月初めに田植えは終了したけど、歯抜けになったところに苗を足すのだそうです。

新保水田
新保水田

新保の住宅街を過ぎてしばらくすると古道の起点らしきところにたどり着きます。

木の芽古道道標
木の芽古道道標

何の標示も無く、少々不安に思いながら歩いていたので道はこれでいいのかとちょっと安心。

467号の下をくぐってを越えた所に駐車できるスペースがあります。一般的はここから登る様です。ここから山道らしくなりまますが、道は整備されたいい道です。

「蓮如上人御影道中 」もあり、整備されているのだと思います。

ただ、親鸞と蓮如さんの事をしるした道標はこれだけだった様な気がします。当時の記録が少ないのでしょうか?もう少し説明があってもいいような気がします。

木の芽古道
木の芽古道

道元大禅師の道標はところどころにありました。真宗と曹洞宗の宗派の意識の差があるのでしょうか?宗派で建てるものではないのかな?

木の芽古道
木の芽古道

後ほど、峠にたどり着くと道元禅師の大きな碑があり、なんと作務衣姿の外国人の剃髪した曹洞宗の信徒達の集団がお参りしているのに遭遇してびっくりします。

道元禅師石碑
道元禅師石碑

高島のお寺のお坊さんが引率されていましたが、曹洞宗として大事にしている場所なのだなと言うことが感じられました。

そういえば、未だに永平寺のこと触れたことないな・・・別に意図はないのですが・・・

道元禅師石碑
道元禅師石碑

気持ちのいい林道歩きで、こんな道を一人で歩いていいのかと申し訳ない様な感じです。

最近のお気に入りの花です…コナスビというのだと思うのですが・・

コナスビ
コナスビ

道は段々狭くなり、沢沿いの山道らしくなってきます。輿を担いでの行列は苦労しそうです。

最近よく見かけます。蝶々と言っていいのでしょうか?

蛾?木の芽古道
蛾?木の芽古道

昔からなにも変わらないのでは、と思えるような不思議な感じのする緑色に覆われて、嬉しくて単細胞「くま」のいつもの独りよがりの興奮が始まります。

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渓谷の緑

爪で描いたとされる爪書地蔵、紫式部の詞や歌の説明(前回に掲載)、休み石等の説明が続きます。休み石はちょっと本当?っていう感じがしてしまいますが・・・

爪書き地蔵
爪書き地蔵

それにしても誰もいないなと感じながら歩いていると下に大量の動物の毛が・・・


色からして、熊ではなさそうです。イノシシでも背中を擦ったのかなと思います。それにしては多いな・・・とちょっと背筋がゾクゾクしてきます。

同じ様な毛が何か所か散らばっているところを歩いているとなんと今度は骨が・・・こんな大きな動物を食べるとすると、考えられるのは・・・

帰るか・・・この間、大野城の山で熊に襲われた話があったし・・・しばらく考えますが、もう少しだけと、鈴を手で鳴らしながら歩き始めます。

動物の毛
動物の毛

すぐに上から犬の鳴き声が聞こえてきて、犬と話している人間の声も聞こえ、草刈りされている道になってきて、ホッとします。

動物の骨
動物の骨

どうも話が長くていけません・・・続きます・・・

くまじい
阿佐ヶ谷生まれの73歳

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