10月25日、11月2日に県文書館主催で開催された古文書講座に参加。
毎年秋に開催される本講座、入門、中級および上級の3講座あり、1講座あたり3回の講義で構成されます。1回目は通院の為、欠席して、入門コースの2回目、3回目に参加できました。
入門コースが10月、中級が11月、上級が12月開催なので、時間的には各々受講可能ではありますが、1人1講座の決まりあり、重ねての受験は出来ません。
まあ、もっともなことで、1ヶ月で実力アップするというのは無茶な話でしょう。
別途受講している朝日カルチャーの「古文書を読む」でも鍛練をして、来年度は中級を受講できるようにしようと考えています。
講座は150人程度は入りそうな大きな講堂が満杯の状態で、まずほとんどが、自分と同じか、もう少し年配と思われる爺婆がほとんどです。
木曜日の昼間の設定ですから、まあそうなるのも当然ではあります。
敦賀に居た時に、敦賀市の「古文書講座」で勉強しかけたのですが、土曜日開催が、途中から水曜日開催に変更になり、中座したことを思い出しました。
敦賀市博物館の外岡館長さん、自らのご講義を受けることができる有り難い講座で、楽しみにしていたのですが・・・
余談ですが、BSプレミアム「英雄の選択」の『大谷吉継編』にパネラーとして出演されて居られた外岡館長を懐かしく拝聴いたしました。
入門コースの講座は全3回、その貴重な第1回目を病院通いで逃し、2回目、3回目のみの聴講となりました。
講義内容は干支、年号、人の名前から始まり、村明細帳(土地台帳)、送り状などの勉強をして終了しました。
実践的な崩し字の典型的なものなどを教えていただき、楽しかったのですが、当然のこととは言え、物足りず、もっともっと、こういう機会を与えてもらえたらと思いました。
文書館の方のお話ではなかなか予算的に厳しくて、というお話でした。
アンケートで、資料を有料化にしても聴講するかと言う問いがあり、是非、有料にしていただいて充実させていただければと回答したのですが。
それでも焼け石に・・・というところでしょう。
今回の資料の中で、自分がよく解っていなかった、十干十二支の整理があり、今更ながら勉強させていただきました。
甲乙丙丁・・・の十干と、子丑寅卯・・・の十二支を組合せ、甲子(きのえね)、乙丑(きのうし)、丙寅(ひのえとら)、丁卯(ひのとう)・・・となっていくわけですが・・・
各々の順番は変わらずに、二つを組み合わせていくので、例えば、甲は最初は1番目の子との組合せ、次巡は11番目の丑、その次は9番目の申・・・と奇数番の十二支のみとの組合せになる。
六巡目に3番目の寅と組み合わせで、組合せが一巡、7巡目にして子との組み合わせに再度戻ることになります。
2番目の乙は同様に偶数番の十二支のみとの組合せになり、各々偶数番、奇数番同志のみの組み合せになる。
従って、干支では十干の各々が十二支のうちの偶数か、奇数の六支としか組まないことになり、10×6=60の干支で一廻りとなり、これがすなわち還暦なのだと。
無知なくまさん、こんなことを古希にして初めて知るもんだから、容易に興奮していまいます。
3回目の帰り、普段は歩くことを旨としているのですが、たまにはと、県庁前から千葉駅までモノレールに乗って帰りました。
篠原涼子のテレビドラマの青葉市議会は千葉市議会を舞台にしているので、時々、画面にモノレールが出てきて楽しみに見ています。