今年2度目のスイスへ。今度はお客さんと一緒で3日間の打ち合わせがメイン。
前回は関東の自分の会社の人間と一緒に成田からスイスインターナショナルエアの直行便でチューリッヒに飛びましたが、今回は敦賀方面のお客さんと一緒なので関空出発になります。
関空からはスイスインターナショナルのフライトは無く、昨年出張した時はJALでロンドン経由という行程で出張しました。
落ち目のナショナルフラッグ、JALは便数をどんどん減らしていて、その関空発のロンドン便すら削減対象になって廃止されていました。
エアフランスを用いたパリ経由が一番便利。昼ごろ出発で、当日朝に敦賀から向かうことが可能です。エアフランスはJALのワンワールドグループではなく、スカイチームなのですが、JALと共同運航にしていて、JALのマイレッジが付くそうです。
JALのフリークエントフライヤー会員である「くまじい」はそれでもいいかと。エアフランスだったらおねえちゃんも綺麗だろうし・・・って、おねえちゃんはそんなことはありませんでしたが・・・
それにしても遼君のANAだけでなく、藍ちゃんのJAL(古い?)にも頑張って欲しいと思います。
直行ではないので、チューリッヒに着くのが夜の8時半過ぎ、チューリッヒからさらにバーデンまで行かねばならないので、ホテル着が9時半頃になりそう。
9月に会社の人間と行った時は、トランジットがないので、スイスの中で一日遊びの日を作ってユングフラウに行きました。これは前に観光記として記載しました。
今回はパリ経由なのでパリで一泊することに。半日はパリの中を歩ける計算です。
仕事の方はちょっとボタンの続け違いがあったけど、無事打ち合わせは終了。
打ち合わせ初日に、スイスの会社からディナー招待。
食事中に「明日はちょっとサプライズがある。仕事が終わったらホテルで普段着に着替えて待っていろ」とのこと。
「なんだ、なんだ?」と聞いても笑うだけで教えてくれません。
ディナーに遅れてきた人が、趣旨が伝わってなかったらしく、自分に「明日はチーズだね」と言ってしまって、周りの人間に怒られています。
スイスでチーズと言えば・・・・
思いつくものは一つですが・・・
スイスに20回くらいは来ていると思いますが、昨年ご一緒したお客さんとルツェルンを歩いていた時に、湖につないである船上レストランにチーズフォンデュのレストランで、ご一緒したのが最初で、それまで食べたことがありませんでした。
前に付き合っていたスイスの会社の人間が「スイスで人前でチーズフォンデュ食べる奴はいない。
匂いが店中に立ち込めてしまう。」という話を聞いていました。
また今まで歩いたことがあるバーゼル、チューリッヒの街の中にはチーズフォンデュ専門店は見当たらなかった気がします。
きっとあったのだとは思いますが、まあ食べたいとも思わなかったのも事実です。
同僚がベルンで食べたという話を聞きました。さすが首都には何でもあるのかもしれません。
サプライズ当日、迎えのバスは暗い田舎道をひた走ります。
ようやく車が止まったところは野中の一軒家の古い農家というのか、でも白壁のきれいな建物です。
MONIKAというチーズフォンデュ屋さんでした。
牧場の傍らで始めたお店が大ヒットし、地元の人が押し寄せる大人気店になって、なかなか予約が取れないお店なのだそうです。
商売を始めたご主人は亡くなり、お嫁さんとお姑さんで、張っているのだそうです。
確かにテーブルは満席です。我々の席の準備ができるまで、立ったままワインを飲みながら大分待たされました。
チーズフォンデュはご存知の通り、ワインとチーズを溶かした鍋にパンを漬けてチーズを絡ませ食べるものです。
さらに、写真の赤や白い布が張ってあるバスケットの中には、茹でた小さいジャガイモが入っていて、それもパンと同様、皮付きのままチーズに絡ませ食べます。
このほかには幾種類かのピクルスが付け合わせで出るだけです。ワインとキルシュは別ですが・・・
こちらが喜んでいるのを見て、ご機嫌のスイス人達です。
服装を普段着にしろと言ったのはチーズの匂いがスーツに染み込むからという配慮だったようです。
まあスイス人っていうのは、なんとなく日本人が同感できる気配りをするもんです・・・
隣のグループはフォンデュではなくてチーズを焼いて食べるラクレットを食べていました。
見回すとフォンデュは我々だけで周りは全てラクレットのようでした。
ネットで見つけたラクレットです。(Wikipedia)
チーズが焼けた様子は見ていてとても美味しそうでした。
地元の連中が皆食べているのですから、今、スイスはフォンデュよりラクレットということなのかもしれません。
今回が、最後の出張と思っていましたがラクレットのためになんとかもう一度・・・・
仕事が終了して、翌日は前に行ったことのある発電所を見学してチューリッヒに移動。
思い起こすと、暮れかけているとはいえ晴れてるチューリッヒの昼を歩くのは今まで無かったような気がします。
湖の向こうに雪山が見えるのを初めて知りました。
町はクリスマス色が濃くなっています。
夜は2時間だけおヒマをもらい奥さんの「還暦祝い」を探します。初めてのブランドもの(前に台北でなんちゃってブランド物を買ったことはありますが・・・)購入で緊張。
免税のやり方を聞いたりしているうちに約束の時間が近くなり、慌てて夜のチューリッヒの街を歩きます。
といいつつ下着屋さんのウィンドウの前に立ち止まり、マカロンの山に魅かれ・・・とひっかかりつつ。
集合時間に間に合ったけれど、お客さんがどこかでビールを引っ掛けていたとかで遅れてきて・・
ちょっとリッチなディナーに・・・っていつも同じレストランで能がないのですが・・
翌日、チューリッヒ空港のラウンジでネットを確認していたら、トップニュースがパリの公共労働者のスト突入の記事でした。
「えっ?」冷や汗が・・・・
大部分の公共施設がスト入りしたようでした。