ヴァザーリツアの集合場所がニンナ通り、7番ドアとしか案内に記載がありません。
ヴェッキオ宮の脇道だろうと歩いてきて、道路に面した建物に番号があり、7番ドアらしいものを発見したのですが、通り名がみつからない。
ヨーロッパは標識がたっていないような小さい道でも、建物に道路名を記載した銘板が張ってあったり、建物に直接書かれていたりと道路名が解るようになっていると、たかを括っていたところがありました。
まあ、どこかにあるのに表示を見つけられなかったと言うことだと思うのですが・・・
フィレンツェでもローマでも、テロを警戒中と考えられる、自動小銃で武装した兵士が目立ちました。
ふと夫婦の目の前を通り過ぎようとした、自動小銃を抱えた3人の兵士に「すいません、この通りの名前を知りたいんです・・・自分はニンナ通りと思っているんだが」と話しかけます。
後日、ドゥオーモでも近くに居た兵士にチケット売場の場所を訊いてしまったけれど、今、考えると、本来であれば勤務中の兵士に話しかけることをためらうべきではなかったのかと。
日本人の理解できないところで、緊張の糸が張られているのだろう、彼らの緊張感を考慮せずに、脳天気に質問した自分を、今頃反省しています。って、それほど真剣ではないのですが・・・
もし、自分がいかにも日本人という容貌でなければ、近づくだけで、銃を向けられても仕方が無かっただろうと。
ローマで気がついたのですが、兵士達の制服の違いは分からなかったのですが、兵士達のかぶっている帽子が、警備している場所により違っているようでした。
空軍、海軍、陸軍の違いなのか、たとえば陸軍でも所属基地により異なるのか、飾りの付いたハットあり、ベレーありで、それなりにお洒落な感じでした。
話が飛びますが・・・敦賀の職場には、やはりテロ対策などを目的として、機動隊が常駐しています。
機動隊のメンバーは最近では福井県警に限定されてきているようですが、一時期、全国の機動隊が応援に来ていたようで、自動車のNOが全国区になっていたように記憶しています。
寂しさから故か、鬱になる若いお巡りさんも居る、てな話を聞いたことを思い出します。
話しかけた3兵士も、他の地域から徴集されてきているのでしょう、必ずしも、フィレンツェの街に詳しいということではなかったのだと思います。
まあフィレンツェの人でも小さい通りの名前を知り尽くしている人は少ないとは思いますが・・・
自分の問いかけに、3人のうち2人がスマホを取り出して、地図検索を始めてくれて、一番早く見つけてくれた兵士が、「そうだ、ニンナ通りだ、お前の言う通りだ」と。
その一言で安心、御礼を言って、近くのオープンカフェで奥さんが果物とコーヒー、くまがドーナッツとコーヒーの朝食を。
ホテルで朝食を頼むと、まあ大体20€くらいアップするのが普通です。
最近日本のホテルの朝食でも、ビジネスホテルだと700円~1000円だけど、ちょっと良いホテルだと2000円と言うところも多いようです。
上質の朝、と言う考え方もあるだろうけど、朝から2000円食うのは結構大変。
また、2000円出したら、元を取ろうと、きっと食べ過ぎになる。ましてや20€(2600円)では・・・
まあ奥さんが朝は少ししか食べられないというのもあるわけですが。
ということで、朝は外に出て、コーヒーとパンくらいで済まそうというのがくま夫婦の基本方針ではあります。