モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- は損保ジャパン東郷青児美術館で開催されています。(~7月4日)
宣伝もあまりされていないので気がついていない人が多いみたい。まあ、今年は色々な著名な展覧会が多すぎて、あまり騒がれない、ということかもしれません。
6月12日(土)、娘の結婚式の衣装合わせに表参道に行ったついでに、ユトリロか渋谷Bunkamuraのストラスブール美術館展を見ようと思っていましたが、結局、お婿さんの紹介のホルモン焼屋に飲みに行ってしまって果たせずでした。
・・・ 美味しい、楽しい時を過ごしました。
次の日の13日(日)敦賀に向かう足で、ユトリロを見に行こうかなと。奥さんも見送りがてら同行することに。
朝早く目が覚めると、クマ(左)とケイちゃん(右)が人の前に飛んできて期待をこめた目で見つめてきます。
お腹が空いた時だけ「早起きくま」にすり寄ってくるゲンキンなやつらです。ご飯をあげて、写真を撮ろうとすると、うるさそうに睨みます・・・まったく・・・
ケイちゃんはすばしっこいのでなかなかちゃんと写真がとれずにピンボケです。おっとりしているクマはこんな写真も・・・
のんびりした朝を過ごして、昼過ぎに新宿へ向かいます。
新宿について西口へ。Wikipediaにあった、西新宿高層ビルの写真です。
浮き上がるような高層ビル群の存在感とその合間の富士山が印象的です。
ロケーション選定、天気待ちなど撮影された方の手間をかけた作品だと思います。
損保ジャパンビルというのはうかつにも新しいビルと思っていました。地下街から地上に出ると、見慣れた外形のビル・・・元の安田火災ビルでした。
向かいにこちらは見慣れぬ、モード学園コクーンタワーと言うビルがあります。上の写真の中央に見えています。
a04損保ジャパンビル
一つおいて右側のビルが損保ジャパンになるのだと思います。上の写真では特徴ある、足元が確認できません。
以下はは東郷青児美術館の説明です。(東郷青児美術館抜粋)
「損保ジャパン東郷青児美術館は1976年7月に開設。損保ジャパンの前身、安田火災の美術館設立の願いに、同社とゆかりの深い東郷青児画伯が共鳴され、所蔵の自作約 200点と同画伯の収集した内外作家の作品約250点を寄贈していただいて、一般公開しました。
東郷青ユトリロ児画伯は、1920年代後半、安田火災の営業案内や記念品等のデザインをつぎつぎに手がけ、特に1935年頃からの東郷作品による同社のカレンダーは、今もって根強いファンを持っております。
所蔵作品はその後拡充され、ファン・ゴッホの『ひまわり』、ゴーギャンの『アリスカンの並木路、アルル』、セザンヌ『りんごとナプキン』などが加わりました。
展覧会に入場すると、『ひまわり』をはじめとしたこれらの所蔵品の展示も見られます。
会場の説明でユトリロの人生がかなり悲惨な状態であったことが判り、びっくりしました。
前置きが長くて、漸くユトリロ展のお話ですが続きます。